シンガポール両替はどこで? 市内の両替所230軒とチャンギ空港24時間カウンター、GST還付の手順
| どこで | 市内で両替所が最も集まるのはラッフルズプレイス駅C出口から53mのアーケードで、1棟に26軒あります |
|---|---|
| 空港 | チャンギ空港の両替所27店舗とATM23か所は、すべて24時間営業です |
| 現金 | ホーカーセンターの古い屋台や小さな店では現金が残っているので、少額は持ち歩くほうが楽です |
| 還付 | GST還付は1店舗でSGD100からで、購入日に満16歳以上であることが必要です |
| 申告 | 現金がS$20,000を超えると、入るときも出るときも申告が必要です |
| 紙幣 | 1,000ドル札と10,000ドル札は発行が止まりましたが、受け取った紙幣はそのまま使えます |
1. 現金は少しだけ替えて、残りはカードで用意します
2. 両替所230軒のうち26軒がラッフルズプレイスの1棟にあります
3. オーチャードはラッキープラザ、チャイナタウンはピープルズパーク
4. 残りの138棟には両替所が1軒ずつしかありません
5. チャンギ空港の両替所27店舗はすべて24時間です
6. 空港のATM23か所は場所ごとに入っている銀行が違います
7. 両替所の掲示板は買う価格と売る価格を並べています
8. 店は掲示を出せば現金を断ることができます
9. 硬貨は1回の取引で額面ごとに20枚までです
10. 紙幣は7種類で、大きい2種類は発行が止まっています
11. ブルネイドルは銀行で等価に交換してもらえます
12. ホーカーセンターでは少額の現金を持つほうが楽です
13. 宿を先に払っておくと現地で出すお金が減ります
14. 入場券を先に買うと現地の列も短くなります
15. GST還付は満16歳以上の旅行者だけが受けられます
16. 1店舗で100ドルから、同じ日のレシート3枚まで
17. 空港では荷物を預ける前にキオスクへ寄ります
18. 還付はカードとAlipay、現金から選びます
19. 宿泊費とサービス、すでに使った物は対象外です
20. 現金がS$20,000を超えると申告が必要です
21. マレーシアやインドネシアへ渡る日は別に用意します
22. 残ったシンガポールドルは出国前に整理します

1. 現金は少しだけ替えて、残りはカードで用意します
シンガポールで使うお金の大半はカードで済みます。地下鉄もバスも、デパートも食堂も、観光施設の入場券もカードが通りますし、宿も予約のときに払っておけば現地で出すお金はありません。
現金が残っているのはホーカーセンターの古い屋台、市場の中の小さな店、路上の売り台くらいです。こうした場所は1皿の金額が小さいので、数日の旅なら少額を替えるだけで足ります。
替える金額の決め方
まず宿と入場券のように先に払えるものを整理します。残るのは食事と交通、そして細かい買い物です。
このうち交通はカードで通るので、実際に現金が要るのは食事と少額の買い物だけになります。数日分と考えれば、まとまった金額を替える必要はありません。
そのうえで到着直後に使う分を別に取っておきます。深夜に着く便や、初日にそのままホーカーセンターへ向かう予定なら、空港で少しだけ替えて、残りは市内の両替所が集まる場所でまとめるのが楽です。
1日あたりいくら使うのか、どこで出費が集中するのかはシンガポールの予算ガイドに項目ごとに書いています。宿をどの地区に取るかで交通費と食費が一緒に動くので、エリア選びのガイドも合わせて見ると計算しやすくなります。
地下鉄とバスにどのカードで乗るのか、交通カードを別に買う必要があるのかはシンガポールの交通ガイドにまとめています。ここでは両替と支払いの話だけを書きます。
2. 両替所230軒のうち26軒がラッフルズプレイスの1棟にあります
金融管理局が公開している名簿に載る両替所は230軒です。住所を建物単位でまとめると163棟に散らばっていますが、そのうち1棟に26軒が集まっています。コリヤーキー11番地のアーケード地図で、ラッフルズプレイス駅C出口から53mです。
1棟に26軒ということは、全体の11%が一か所にあることになります。歩いて何軒も見比べられるのがこの建物の特徴で、だからまとまった金額を替える人はここに集まります。
なぜ集まると違うのか
両替所の収入は、外貨を買う価格と売る価格の差です。隣の店の掲示板が見える場所では、その差が広がりにくくなります。
全部を回る必要はありませんし、階を移る必要もほとんどありません。26軒のうち18軒が2階にあり、1階に4軒、残りが3階・5階・12階に1軒ずつです。4軒か5軒の掲示板を通り過ぎるだけで、その日のおおよその水準が分かります。
地下鉄からそのままつながります
ラッフルズプレイス駅は南北線と東西線が交わる乗換駅なので、市内のどこからでも一本で行けます。地上に出るとオフィスビルが続き、その間にアーケードがあります。
ただしこの一帯は金融街なので、週末と祝日に閉まる店が出ます。休みは店ごとに違い、名簿に営業時間の記載はありませんから、週末に行くなら朝早くより昼の時間帯のほうが安全です。
ラッフルズプレイスの周りに何があるかはシンガポールの地区別ガイドに書いています。
3. オーチャードはラッキープラザ、チャイナタウンはピープルズパーク
オーチャードロードで両替する場所はラッキープラザ地図です。オーチャードロード304番地のこの商業ビル1棟だけで14軒がライセンスを持っています。アーケードに次いで多い場所です。
14軒のうち7軒が地下1階、5軒が1階です。買い物の途中に寄りやすい位置で、1つの階で見つからなくても別の階にあります。オーチャードに泊まるなら、わざわざ移動する必要はありません。
チャイナタウンは2棟に分かれます
チャイナタウンではパークロード1番地のピープルズパーク・コンプレックス地図に5軒、アッパークロスストリート101番地のピープルズパーク・センター地図に5軒があります。
名前は似ていますが別の建物で、間は244m、歩いて3分です。合わせて10軒あるので、この地区の中でも見比べられます。寺院や商店街を歩くついでに寄れる場所です。何を見るかはチャイナタウンのガイドにまとめています。
ブギスやマリーナベイにも数軒ずつ
ビクトリアストリート200番地のパルコ・ブギスジャンクションとニューブギスストリート3番地にそれぞれ2軒、テマセクブルバード3番地のサンテックシティモールとノースブリッジロード252番地のラッフルズシティにもそれぞれ2軒あります。オーチャードロード150番地のオーチャードプラザ、ノースブリッジロード1番地のハイストリートセンター、セレギーロード35番地のパークレーンショッピングモールも同じです。
リトルインディアにも商業ビルの中に両替コーナーを置く場所がありますが、建物ごとに事情が違います。この地区を歩く予定ならリトルインディアのガイドを参考にしてください。

4. 残りの138棟には両替所が1軒ずつしかありません
名簿の163棟のうち138棟には両替所が1軒しかありません。上位12棟を全部合わせても66軒で全体の29%、残りは住宅地の商業ビルや近隣のショッピングモールに1軒ずつ散らばっています。
セラングーンセントラル23番地のNEXのように近隣モールに2軒入っている場合もあり、タンピネスやウッドランズ、ジュロンにも数軒あります。こうした場所は住民が使うところなので、旅行者がわざわざ行く理由はありません。
宿の近くに1軒あるとき
泊まる地区の商業ビルに1軒あるなら、少額を替えるときはそこを使って構いません。金額が小さければ体感の差は出ませんし、往復の時間のほうが惜しくなります。
逆にまとまった金額なら、何軒も集まる建物まで出るほうがいいです。1軒しかない場所には比べる相手がいません。
5. チャンギ空港の両替所27店舗はすべて24時間です
チャンギ空港地図には両替所が27店舗あり、公式案内ではすべて24時間営業です。トラベレックスが14店舗、プロセグールが13店舗です。深夜便で着いても両替できます。
名簿にチャンギ空港の住所で登録されている業者は2件だけです。ライセンスは会社単位で、店舗は別に開く仕組みなので、数字がこれだけ違って見えます。
ターミナルごとに業者が違います
トラベレックスは第1ターミナルに5店舗、第2に4店舗、第3に5店舗があり、第4にはありません。プロセグールは第1に5店舗、第2に4店舗、第4に4店舗があり、第3にはありません。
どのターミナルに着いても両替所はあります。特定の業者を探す場合だけターミナルを確かめてください。ターミナル間はスカイトレインやシャトルバスで移動しますが、そのために時間を使う必要はありません。
到着側と出国審査後の両方にあります
店舗は到着して出てくる共用エリアと、出国審査を過ぎた乗り継ぎエリアに分かれています。着いた日に使うお金は共用エリアで、帰る日の残りは審査の前でも後でも整理できます。
空港から市内へ出る方法と所要時間はシンガポールの交通ガイドに書いています。乗り継ぎで数時間だけ滞在するなら乗り継ぎ時間の使い方を別にまとめています。

6. 空港のATM23か所は場所ごとに入っている銀行が違います
チャンギ空港のATMは23か所にあり、こちらもすべて24時間です。1か所に複数の銀行の機械が並んでいることが多いので、一度立ち寄れば選べます。
入っている銀行は場所ごとに違います。DBSとOCBC、UOBが最も多く、HSBCやメイバンク、シティバンク、中国銀行、工商銀行が混じります。第3ターミナルの到着階だけでも、中央はHSBCのみ、南側は中国銀行と工商銀行だけです。
両替所の隣にある場所
第1ターミナルの出国審査後には機械が2か所あり、公式案内はどちらも両替所の隣と書いています。両替と引き出しを一か所で比べられる位置です。
カードで現金を引き出すときは、カード会社と銀行の両方で手数料が生じることがあります。少額を何度も引き出すより、必要な分を一度に引き出すほうがいい理由はここにあります。
荷物を預ける場所も24時間です
空港には手荷物預かりが8か所あり、こちらも24時間です。料金は24時間あたり、小さな荷物がS$5、10kg未満がS$10、10kg超がS$15、特大がS$18で、税込みの金額です。
帰る日に夜の便で、昼の間は街を歩きたいというときに使えます。
7. 両替所の掲示板は買う価格と売る価格を並べています
両替所の掲示板には通貨ごとに数字が2つ並んでいます。1つはその店が外貨を買い取る価格、もう1つは売る価格です。円を出してシンガポールドルを受け取るときは、2つのうち不利なほうが使われます。
2つの差がその店の収入です。だから同じ日の同じ時刻でも建物ごとに、同じ建物の中でも少しずつ違います。何軒も集まる建物が有利なのはこのためです。
よく扱う通貨ほど差が小さくなります
シンガポールの両替所は扱う通貨の種類が多いのですが、毎日扱う通貨と週に一度しか扱わない通貨では差の付き方が違います。円は扱いの多い通貨のほうに入ります。
掲示板に円がなければその店は円を扱っていないので、次の店を見れば済みます。1棟に何軒もある利点がここでも効きます。
金額が大きいときは窓口で掲示より良くしてもらえることがあります。掲示板が最終の数字とは限らないので、聞いてみても構いません。
受け取ったその場で枚数を数えるのは、どの窓口でも普通のことです。数えてから離れても失礼になりません。両替のあとに受け取る控えは、金額の食い違いがあったときに使うものなので、空港を出るまでは捨てないでください。
8. 店は掲示を出せば現金を断ることができます
シンガポールの通貨法は、店が書面の掲示で受け取らない支払い方法を示せると定めています。通貨法1967の第13条4項がその内容です。現金そのものを受け取らないと書くこともできますし、特定の紙幣や硬貨だけを断ることもできます。
掲示があれば、店が断っても法に反しません。逆に何の掲示もなければ、客は法定通貨で支払えます。カードしか受け取らない店が増えているので、この区別が実際に効いてきます。
カードだけの店があります
新しくできたカフェや無人の店の中には、現金を一切受け取らないところがあります。入口やレジに掲示があるので、入るときに見れば分かります。
つまり現金だけを持ち歩くと、かえって困る場面が出ます。カードと現金の両方を用意しておくほうが安全です。
シンガポールで守るべき決まりと罰金がかかる行為はルールとマナーのガイドに別にまとめています。
9. 硬貨は1回の取引で額面ごとに20枚までです
通貨法1967の第13条3項は、1回の取引で使える硬貨を額面ごとに20枚までと定めています。5セント、10セント、20セント、50セント、1ドルのそれぞれが20枚までです。
それを超えると店は断れます。取引を始める前に双方が合意すればもっと出せますが、店に受け取る義務はありません。
小銭がたまる理由
ホーカーセンターで現金を出すと、釣りが硬貨で返ってきます。数日たつと財布が重くなりますが、これを一度に片づけようとすると上の決まりに当たります。
コンビニや自動販売機で少しずつ使うか、次の食事のときに釣りが出にくい金額で払うほうが楽です。硬貨は出国のときに替えてもらえないことが多いので、先に使い切るほうがいいです。
硬貨は今5種類です
2013年6月25日から出ている第3シリーズで、5セントから1ドルまでです。
1セント硬貨は2002年4月1日に発行が止まりましたが、すでに出回っているものは法定通貨のまま残っています。
10. 紙幣は7種類で、大きい2種類は発行が止まっています
今使われている紙幣は1999年9月9日に出たポートレートシリーズで、7種類です。2ドル、5ドル、10ドル、50ドル、100ドル、1,000ドル、10,000ドルです。
前のシリーズには9種類ありましたが、このシリーズで1ドル札と500ドル札が外れました。そのためシンガポールで1ドルは紙幣ではなく硬貨で受け取ることになります。
大きい紙幣2種類は新しく刷られません
金融管理局は1,000ドル札を2021年1月1日から、10,000ドル札を2014年10月1日から発行していません。発行が止まっただけで法定通貨なので、受け取った紙幣はそのまま使えます。
ただし小さな店では釣り銭がなくて困ります。両替所で大きい紙幣を受け取ったら、宿や大きめの店で先に崩しておくほうが楽です。
11. ブルネイドルは銀行で等価に交換してもらえます
ブルネイとシンガポールは通貨交換協定を結んでいて、両国の通貨を等価かつ手数料なしで交換できます。両国の銀行で扱う制度で、金融管理局が直接案内しています。
ブルネイを経由して来る場合や続けて行く場合に知っておくと役に立ちます。残ったブルネイドルをシンガポールの銀行に持ち込めば整理できます。
店に受け取る義務はありません
銀行が交換することと、店が受け取ることは別の話です。金融管理局も、民間の店にブルネイの通貨を受け取るよう強制はできないと書いています。
実際に出しても断る店があります。使うつもりなら、先に銀行でシンガポールドルに替えるほうが確実です。
12. ホーカーセンターでは少額の現金を持つほうが楽です
ホーカーセンターは現金が最も残っている場所です。カード端末を置く屋台は増えましたが、長く営業している屋台の中には今も現金だけのところが混じっています。
1皿の金額が小さいので、紙幣が数枚あれば1日の食事が足ります。大きい紙幣を出すと釣りがないと言われるので、10ドル前後の紙幣で用意しておくほうが楽です。
注文の順番があります
席を先に取ってから注文に行く方法、番号札をもらって待つ方法、飲み物を別に頼む順番が、ホーカーセンターごとに少しずつ違います。初めてならホーカーセンターの使い方を先に読んでおくと戸惑いません。
どのホーカーセンターが観光の動線に近いか、何を頼むといいかもそちらにまとめています。チキンライスのように名の知れた料理はチキンライスのガイドに別に書いています。

13. 宿を先に払っておくと現地で出すお金が減ります
宿は予約のときに払う方法と、現地で払う方法があります。先に払っておけば現地で使うお金がその分減り、両替する金額も小さくなります。
ホテルではチェックインのときにカードで保証を取ることが多いです。実際に引き落とされるわけではありませんが、カードの利用枠が押さえられるので、枠に余裕がないなら先に確かめておくほうがいいです。
宿泊費は還付の対象外です
後でもう一度書きますが、ホテルやホステルなどの宿泊は税金の還付を受けられません。宿泊費に含まれる税金は戻ってこないので、予算を組むときはそのまま計算してください。
どの地区に泊まるとどんな動線になるかはエリア選びのガイドにまとめています。
14. 入場券を先に買うと現地の列も短くなります
入場券を先に買っておくと、現地で出すお金と並ぶ列の両方が減ります。窓口の前で支払い方法を考える必要もありません。
行く施設が何か所もあるなら、まとめた商品が別にあります。予定が決まっているなら先に見比べておくほうがいいです。
現地払いだけの場所もあります
小さな展示や地域の施設には、オンライン販売をしていないところがあります。そういう場所は現地で払うことになるので、予定に入っているなら現金を少し多めに見ておいてください。
何を見るかまだ決めていないなら、シンガポール旅行準備ガイドに項目ごとにまとめています。
15. GST還付は満16歳以上の旅行者だけが受けられます
シンガポールで品物を買って払った税金は、条件がそろえば出国のときに戻ってきます。受けられるのは品物を買った日に満16歳以上で、シンガポール国民でも永住者でもない人です。
出発する便の乗務員も対象から外れます。旅行で来た人ならほとんど当てはまりますが、いくつか例外があります。
パスを持っている人は受けられません
就労系のパスを持っている人は対象外です。ワークパーミット、Sパス、就労パス、起業パス、ワーキングホリデーパスがここに入ります。家族帯同パスや長期滞在パス、学生パスを持っている人も同じです。
この規定は3つの時点で判定されます。品物を買った日、その日から前の3か月間、そして空港で還付を申請する日です。どの時点でも当てはまれば受けられません。
16. 1店舗で100ドルから、同じ日のレシート3枚まで
還付を受けるには1店舗でSGD100以上を使う必要があります。税込みの金額が基準です。
一度でその金額に届かなくても方法があります。同じ日に同じ店で受け取ったレシートを3枚まで合わせて基準を満たせます。ただしレシートのGST登録番号と店名が同じである必要があります。
パスポートをその場で見せます
品物を買うときにパスポートの原本を店員に見せて情報を登録します。コピーや携帯電話に入れた写真は受け付けてもらえません。宿にパスポートを置いて出ると、その日に買った物は還付を受けられません。
登録が終わると、レシートと一緒に還付用の取引記録が作られます。店を出る前に両方受け取ったか確かめてください。
すべての店が参加しているわけではありません
制度への参加は店が自分で決めます。代行会社が2社あり、グローバルブルーとグローバルタックスフリーで、加盟している店は売り場にその表示を出しています。
表示のない店では還付を受けられません。金額の大きい買い物をするなら、払う前に聞いておくほうが確実です。
17. 空港では荷物を預ける前にキオスクへ寄ります
還付の申請はチャンギ空港とセレター空港でしかできません。陸路でマレーシアに渡る場合や船で出る場合は対象外です。
チャンギ空港には還付用のキオスクが9か所あり、すべて24時間開いています。第1から第4までの出発ホールと出国審査後のエリアにそれぞれあり、ジュエルの1階にも1か所あります。
荷物の持ち方で順番が変わります
かさばる物や預け荷物に入れる物は、チェックインの前に出発ホールの還付エリアへ行く必要があります。第1ターミナルはチェックイン3番と4番の列の近く、第2は12番の列の近く、第3は5番と6番の間、第4は3番と4番の間です。
機内に持ち込む物なら、出国審査を過ぎた乗り継ぎエリアのキオスクで手続きします。高額な品物はこちらのほうが楽です。
税関が品物を直接見ることがあります
キオスクでパスポートを読ませ、対象かどうかを確認し、持ち出す品物を選ぶと結果が出ます。実物の検査が必要と出たら、税関の窓口で品物とレシート、搭乗券を見せてください。
ですから還付を受ける品物はかばんの奥にしまわず、取り出しやすい場所に置くほうがいいです。空港には余裕をもって着くほうが安全です。

18. 還付はカードとAlipay、現金から選びます
チャンギ空港ではクレジットカード、Alipay、現金の3つから選べます。セレター空港ではカードとAlipayだけです。
クレジットカードなら10日以内にそのカードに入ります。Alipayを選べばその場で入り、現金を選ぶと出国審査を過ぎた先の還付カウンターで受け取ります。
払った税金が全額戻るわけではありません
還付代行会社とカウンターの運営会社が取扱手数料を引きます。内国歳入庁の案内にも、実際に受け取る金額は払った税金より少ないと書かれています。
ですから金額が小さいときは手数料を引くとほとんど残りません。還付のためにわざわざ1店舗で金額を合わせる必要はありません。
受け取りの期限も別にあります
承認を受けた日から2か月以内に受け取る必要があります。品物を買った日から2か月以内に出国する条件とは別の期限なので、混同しないでください。
取引の記録は制度のオンライン窓口や専用アプリで確認できます。
19. 宿泊費とサービス、すでに使った物は対象外です
還付は旅行者が自分で持ち出す品物だけが対象です。そのため外れるものがいくつか決まっています。
ホテルやホステル、ゲストハウスなどの宿泊が対象外で、サービスはすべて外れます。食堂で食べた料理やマッサージ、ツアー料金などがここに入ります。
品物でも外れる場合
シンガポール国内ですでに使ったり一部を使ったりした物は受けられません。事業や商業の目的で持ち出す物も同じで、貨物として別に送る物も対象外です。
土産や化粧品のように包装を開けずに持ち出す物が最も問題ありません。服や靴を買って旅の途中で着てしまうと、対象かどうか曖昧になります。
20. 現金がS$20,000を超えると申告が必要です
現金と無記名の証券を合わせてS$20,000を超えると申告義務が生じます。入るときも出るときも同じで、外貨で持っていても換算して超えれば対象です。
本人のお金でなくても同じです。他の人のお金を預かっていても、同行者で分けて持っていても申告が必要です。
数えるのは現金だけではありません
紙幣と硬貨のほかに、名前が書かれていない証券も一緒に数えます。為替手形、現金で支払うと書かれた小切手、持参人に支払う小切手、約束手形、無記名債券、マネーオーダー、郵便為替がここに入ります。
旅行で来る人がこの金額を超えることはまれですが、留学や長期滞在の準備でまとまった金額を持っていく場合は当てはまります。
入国カードと一緒に出せます
申告は到着や出発の72時間前からオンラインで行います。専用の窓口と入国管理局のアプリがあり、入国カードを書いたあとに続けて出す方法もあります。
内容が変わったら既存の申告を取り消して出し直します。旅行の日程が変わったときも同じで、そのままにすると虚偽の申告になります。忘れると最大S$50,000の罰金または3年以下の禁錮につながり、お金を押収されることもあります。
入国カードをいつどう出すかはシンガポール入国準備のガイドに書いています。
21. マレーシアやインドネシアへ渡る日は別に用意します
シンガポールから国境を越えると、その国の通貨が別に必要です。ジョホールバルはリンギット、バタムとビンタンはルピアを使います。
シンガポールの両替所で先に替えることもできますし、渡ってから替えることもできます。日帰りなら多く替える必要はなく、カードが通る場所も多いです。
陸路と海路の出国は還付の対象外です
税金の還付はチャンギ空港とセレター空港でしかできません。バスでマレーシアに渡る場合や船でインドネシアに行く場合は、シンガポールで買った品物の税金は戻りません。
シンガポールを離れる日に飛行機に乗るなら、その日に空港で手続きすれば済みます。国境に出てから戻ってくる日程なら、最後の出国日に合わせて準備してください。
それぞれの行き方と準備はジョホールバル日帰りのガイド、マラッカ1泊2日のガイド、バタムとビンタンのガイドにまとめています。クアラルンプールまで行くならクアラルンプールへの移動ガイドを見てください。
22. 残ったシンガポールドルは出国前に整理します
空港の両替所が24時間開いているので、帰る日に最後の整理ができます。ただし替え戻すときも買う価格と売る価格の差が出るので、残さないほうがいいです。
最後の日に食事や土産で使い切る方法が最も損が少ないです。空港の中にも食堂や売店が多いので、搭乗前に使えます。
硬貨は先に使い切ってください
硬貨は替え戻してもらえないところが多いです。紙幣だけ残して、硬貨は旅の途中で使うほうがいいです。
また来る予定なら紙幣を数枚残しておいても構いません。シンガポールの紙幣は発行が止まった種類まで含めて法定通貨のまま残るので、時間がたっても使えます。
空港で時間が余るなら、ジュエルやターミナルの中でできることが多くあります。ジュエル・チャンギ空港のガイドと乗り継ぎ時間の使い方にまとめています。
🎡観光・遊び53
🍜グルメ6
🏨宿泊10
🚇移動・交通4
🧭旅のヒント19
よくある質問
現地は両替所がまとまっている場所があるので、選びやすい街です。金融管理局の名簿に載る両替所は230軒で、そのうち26軒がラッフルズプレイス駅のすぐそばのアーケード1棟にあります。廊下を歩くだけで何軒も見比べられます。
ただし、それが効くのはまとまった金額を替えるときです。カードで宿も交通も食事も払うなら替えるのは小遣い程度なので、どこで替えても体感は変わりません。到着直後に使う分だけ空港で替えて、残りを市内でまとめる方法もあります。
27店舗すべてが24時間営業として公式案内に載っています。深夜や早朝に着いても両替できます。
ただし業者はターミナルによって違います。トラベレックスは第1・第2・第3ターミナルにあり、第4にはありません。プロセグールは第1・第2・第4にあり、第3にはありません。どのターミナルにもどちらかはあるので、着いたターミナルで近いほうを使えば十分です。
ホーカーセンターの古い屋台や小さな店では現金を受け取る場所が残っています。カード端末を置いていない屋台が混じっているので、1食分くらいの少額は財布に入れておくと楽です。
逆に店側が現金を受け取らない場合もあります。シンガポールの通貨法は、店が書面を掲示すれば現金や特定の紙幣を断れると定めています。掲示があればその方法に従ってください。
1回の取引で硬貨は額面ごとに20枚までです。通貨法1967の第13条3項にそう書かれています。
それ以上は店が受け取らなくても違法ではありません。取引を始める前に双方が合意すれば増やせますが、店に義務はありません。小銭がたまったら一度に出さず、コンビニなどで少しずつ使うほうが確実です。
法定通貨なのでそのまま使えます。ただし金融管理局は2021年1月1日にこの紙幣の発行を止めていて、10,000ドル札はそれより早く2014年10月1日に止まっています。
発行が止まったことと、すでに出回っている紙幣の効力は別の話です。とはいえ小さな店では釣り銭に困るので、大きな紙幣は銀行や大きめの店で使うほうがいいです。
1店舗でSGD100からです。税込みの金額で、同じ日に同じ店で受け取ったレシートは3枚まで合算できます。
合算するにはレシートのGST登録番号と店名が同じである必要があります。同じチェーンの別の店舗なら通ることが多いですが、別のブランドのレシートは足せません。
購入日に満16歳以上で、シンガポール国民でも永住者でもない旅行者です。出発する便の乗務員も対象外です。
就労系のパスや学生パス、長期滞在パスを持っている人も外れます。この条件は購入した日だけでなく、その前の3か月と還付を申請する日の3時点すべてに当てはまります。
なりません。ホテルやホステルなどの宿泊は対象外で、サービス料金もすべて外れます。
シンガポール国内で使ったり食べたりした物、事業目的で持ち出す物、貨物で送る物も受けられません。還付は旅行者が自分で持ち出す品物だけが対象です。
クレジットカードなら10日以内に入ります。Alipayを選べばその場で入り、現金は出国審査を過ぎた先の還付カウンターで受け取ります。
払った税金が全額戻るわけではありません。還付代行会社とカウンターの運営会社が取扱手数料を差し引くためで、この点は内国歳入庁の案内にもそのまま書かれています。
荷物を預ける前です。還付を受ける品物を預け荷物に入れるなら、チェックインカウンターに行く前に出発ホールの還付エリアに寄ってください。
機内に持ち込む品物なら、出国審査を過ぎた乗り継ぎエリアのキオスクで手続きします。チャンギ空港にはキオスクが9か所あり、すべて24時間開いています。承認を受けたら12時間以内に出国してください。
上限はありませんが、S$20,000を超えると申告が必要です。入るときも出るときも同じです。
申告は到着や出発の72時間前からオンラインででき、入国カードを書いたあとに続けて出すこともできます。同行者で分けて持っても、他人のお金を預かって持っていても申告義務が生じます。忘れると罰金や禁錮につながります。
空港の両替所が24時間開いているので、出国直前に整理できます。最後の食事や土産で使い切る方法もあります。
硬貨は替えてもらえないことが多いので、紙幣だけ残すほうがいいです。マレーシアやインドネシアに続けて行くなら、残したシンガポールドルを向こうで替えることもできます。