シンガポール発ディズニー・アドベンチャー号 完全ガイド|船そのものが目的地

寄港地はありません。海に出て戻ってくるだけ。船自体が、まるごと一つのディズニーテーマパークという新しいクルーズです。

2026年6月更新
ディズニー・アドベンチャー号 早わかり
客船ディズニー・アドベンチャー号。ディズニークルーズライン最大の船(約19デッキ・客室約2,100室)
出港地シンガポールのマリーナベイ・クルーズセンター地図(ディズニー初のアジアの母港)
コース3泊・4泊の往復クルーズ。寄港地なし。船そのものが目的地です
出港日3泊は月曜発、4泊は木曜発。通年運航
テーマエリア全7つ。海上初のマーベルエリアを含みます
こんな方にお子さま連れのご家族、ディズニー・マーベル好き、はじめての方や短期で楽しみたい方
料金の目安3泊・内側キャビン(2名)で約S$1,280から。日程で大きく変動します
予約はディズニークルーズライン公式、またはKlook・KKdayなど公式取扱店から
🎫 Klookで最新の料金と空き日程を見る🎟 KKdayで比べる(ターミナル送迎が無料の場合あり)

当サイト経由でご予約いただくと、追加費用なしで少額の手数料を受け取る場合があります。Klook・KKdayはディズニー・アドベンチャー号の公式取扱店です。

ディズニー・アドベンチャー号は、シンガポールを母港とするディズニークルーズライン最大の客船です。寄港地は一つもなく、3泊または4泊で近くの海を周遊して戻ってくる、いわば「海に浮かぶディズニーテーマパーク」。このガイドでは、船の中身から3泊と4泊の選び方、料金の目安、予約の手順まで、はじめての方にもわかるようにまとめました。シンガポール旅行全体の計画はシンガポール旅行ガイドもあわせてどうぞ。

横から見たディズニー・アドベンチャー号、最上デッキにジェットコースターが見える
ディズニー最大の客船。最上部にコースターが見えます。

1. ディズニー・アドベンチャー号とは

ディズニークルーズライン最大で、アジアを拠点とする初のディズニー客船が、このディズニー・アドベンチャー号です。シンガポールを出て3泊または4泊で近くの海を周遊し、どこの港にも寄らずに戻ってきます。つまり目的地は「船そのもの」。海に浮かぶ一つのテーマパークだと考えるとわかりやすいです。

規模は約19デッキ、客室約2,100室、最大で約6,700人が乗船できます。もとは「グローバル・ドリーム」と呼ばれた未完成の船体を引き継ぎ、中はまるごとディズニー流に作り直しました。熱帯のシンガポールに合わせて、ほかのディズニー船より屋外デッキを広くとっているのも特徴です。

寄港地がないぶん、すべては船内で何ができるかにかかっています。そしてそこがこの船の強みでもあります。なお、古い情報には「2025年12月就航」とあるものの、デビューは後ろにずれ、本格的なシーズンは2026年からです。

2. 向いているのはこんな人(正直なところ)

お子さま連れ、ディズニーやマーベルが好き、短期間でおまかせの休暇を楽しみたい方には最高ですが、寄港地めぐりやナイトライフ、カジノ、大人の静けさを求める方には物足りなく感じられます。この船は徹底してファミリー向けで、カジノも大人専用プールもありません。とくに3〜12歳くらいのお子さま、ディズニーの大ファン、はじめてのクルーズという方にぴったりです。

きっと気に入る方

お子さま連れのご家族、ディズニー・マーベル好き、計画いらずで全部込みの短い船旅を楽しみたい方。船の中で過ごすこと自体がごほうびになります。

少し考えたい方

クルーズで各地をめぐりたい方、夜遊びやカジノが目当ての方、子どもの少ない静かな空間でゆっくりしたい方。この船の方向性とは少しずれます。

どちらにせよ

日数のわりに料金は高め、別料金もじわじわ積み重なります。そのぶん、体験の質で勝負する上質な短期クルーズだと割り切れると満足度が上がります。

3. 3泊と4泊、どちらを選ぶ

3泊はお試し版(月曜発・木曜帰着、終日航海日2日)、4泊は終日航海日が3日あり、これだけ大きな船ではこの1日の差が大きく効きます。

3泊4泊
出発・帰着月曜発 → 木曜の朝に帰着木曜発 → 月曜の朝に帰着
終日航海日2日(このほか乗船日の午後と下船日の朝)3日
向いている方まず雰囲気を味わいたい・予算は抑えめ・平日に行ける方船を遊び尽くしたい・週末を使いたい・急がず過ごしたい方
料金の目安安め3〜4割ほど高い
注意点慌ただしく、ショーやライドを取りこぼしがち料金は少し上がる。手際よく回るとのんびりの日が1日できる

目安はシンプルです。予算重視やはじめての方は3泊、全部楽しみたい方やお子さま連れは4泊。それで大きく外しません。

料金は日によって動くので、3泊と4泊の同じ時期の便を並べて見比べるのが確実です。
当サイト経由のご予約で少額の手数料を受け取る場合があります(追加費用はかかりません)。
クルーズターミナルに停泊する船の全景
最大約6,700人が乗船。寄港地はなく、船で過ごす時間そのものが旅になります。

4. 1日ごとの過ごし方

どの便も、半日かけて乗船し、終日航海日を思いきり楽しんで、早朝に下船する流れは同じで、違いは終日航海日が何日あるかだけです。なお、ディズニーは時間きざみの固定スケジュールは公表しておらず、その日の予定はNavigatorアプリで確認します。

3泊の場合

過ごし方
月(乗船)正午ごろチェックイン、16時ごろまでに乗船、17時ごろ出港。最初のローテーションディナーとウェルカムショー。
火(航海日)ライド、プール、キャラクター、デッキショー、夜は劇場のショー。
水(航海日)目玉のショーと特別なディナー。荷物は22時ごろに部屋の外へ。
木(下船)朝早くに帰着。朝食をとって、午前のうちに下船。

4泊の場合

木曜の乗船は3泊と同じで、そこから金・土・日の終日航海日が3日続き、月曜の朝に下船します。この1日が増えるだけで、駆け足だった船旅が、ぐっとゆったりした休暇に変わります。

5. 7つのテーマエリア

この船の心臓部が7つのテーマエリアで、それぞれが一つのディズニーの世界をまるごと作り込んでいます。

エリアテーマ見どころ
ディズニー・イマジネーション・ガーデンディズニー100年大きなアトリウム、3層のストーリーブック・キャッスル、野外ステージ。船の中心です。
タウンスクエアクラシック・ディズニーとプリンセスメインショーのウォルト・ディズニー・シアター、ビビディ・バビディ・ブティック。
サンフランソウキョウ・ストリートベイマックスゲームセンター、複数スクリーンのシアター、隠れたティーン向けクラブ(Edge・Vibe)。
マーベル・ランディングマーベルライド3つ全部とインフィニティ・プール&バー。海上初のマーベルエリア。
ウェイファインダー・ベイモアナ船尾の野外オアシス、浅瀬のプール、水を使ったショー。
ディズニー・ディスカバリー・リーフ海中の映像くつろぎや食事に向く、落ち着いた空間。
トイ・ストーリー・プレイストイ・ストーリー上層デッキの水遊びゾーン。ファミリープール、スライダー、スプラッシュエリア。

3つだけ覚えるなら、イマジネーション・ガーデン(見せ場)、マーベル・ランディング(スリル)、トイ・ストーリー・プレイス(子ども)です。

船首に施されたディズニーの金色の装飾
ディズニーらしい金色のアートワーク。内も外もテーマで彩られています。

6. ライド(マーベル・ランディング)

スリル系のライドはすべてマーベル・ランディングに集まっていて、ここは海上初のマーベルエリアです。主役はアイアンサイクル・テストラン、ディズニークルーズライン初にして海上最長のコースターで、これに家族向けのライドが2つ加わります。

  • アイアンサイクル・テストラン。2人乗りのアイアンマンのバイクに乗り、最上デッキの上をループする「テスト走行」。AIのフライデーが案内してくれます。全長250m超で、海上では最長のコースターです。
  • ピム・クアンタム・レーサーズ。アントマンの世界をモチーフにした家族向けライド。大きくなったり小さくなったりする世界で巨大なおもちゃの車に乗る、ゆるやかで幅広い年齢で楽しめる内容です。
  • グルート・ギャラクシー・スピン。ガーディアンズの空中スピナー。自分で高さを操作でき、グルートの音楽やロケット・ラクーンも登場。短めで小さなお子さまも安心です。
コースターは最初の航海より後に開業しました。海上の新しいライドは、点検や強風、メンテナンスで運休することもあります。これ目当てで旅程全部を組まず、乗船したら動いているか確かめて、早めに乗っておくのがおすすめです。

7. プールと水遊びデッキ

水遊びは上層デッキのトイ・ストーリー・プレイスに集中していて、サニーサイド・ファミリープール、ウッディとジェシーのツインスライダー、スプラッシュエリアがそろい、マーベル・ランディングには静かめのインフィニティ・プールもあります。なお、この船にはアクアダックのようなウォーターコースターはありません。

ウッディ&ジェシーズ・ワイルド・スライドは大きめのお子さまや大人向け、フライング・ソーサー・スプラッシュゾーンには小さな子向けの噴水エリアもあり、ジャグジーも備わります。一方、海を望むインフィニティ・プール(インフィニティ・バー併設)は、日が傾くにつれて大人の雰囲気になります。公式の大人専用プールや静かなデッキはないので、落ち着きたいときはこのインフィニティ・プールか、有料の温浴スパが選択肢になります。

8. ショー・花火・ライブ

エンターテインメントはこの船の大きな魅力で、ウォルト・ディズニー・シアターのブロードウェイ級ショー、野外のイマジネーション・ガーデンの演出、そして特定の夜の海上花火がそろっています。

劇場では、この船だけの新作「リメンバー」(ウォーリーとイヴを軸にした物語)と、ディズニークルーズおなじみの「ディズニー・シーズ・ジ・アドベンチャー」を上演します。イマジネーション・ガーデンでは、マーベルのスタントショー「アベンジャーズ・アッセンブル!」(デッドプールがDCL初登場)、海上初の「ダッフィー・アンド・ザ・フレンド・シップ」、参加型の「ベイマックス・スーパー・エクササイズ・エキスポ」、そしてデッキパーティーが楽しめます。ウェイファインダー・ベイでは「モアナ:コール・オブ・ザ・シー」を、一部を浅瀬の水の中で上演します(これもDCL初)。

花火の目玉は「ライオン・キング:セレブレーション・イン・ザ・スカイ」。海の上で打ち上げられ、ナレーションはシャー・ルク・カーン、音楽も新しいオーケストラ版です。ただし、ディズニークルーズ恒例のパイレーツ・ナイトはこの船にはなく(DCLで唯一の例外)、このライオン・キングの花火がその夜の大イベントになります。時刻は便や天候で変わるので、Navigatorアプリで計画しましょう。

マリーナベイ・クルーズセンターの館内でスーツケースを引く乗客
ここでチェックイン・出国手続き・乗船を。チャンギ空港地図から約20分です。

9. キャラクターに会う

キャラクターは船のあちこちにいて、ミッキーや仲間たち、プリンセス、アナと雪の女王、ピクサー、充実のマーベル勢、そして海上デビューしたダッフィー&フレンズに会えますが、会い方そのものはまだ進化の途中です。

就航時は「セルフィー・アット・シー」(Navigatorアプリで短い撮影枠を予約し、抱きつく代わりに少し離れてポーズをとる方式)でスタートしました。これには賛否があり、ディズニーは従来の歩み寄り型の触れ合いも一部復活させていて、形はまだ落ち着ききっていません。コツは、自分の予約枠が開いた瞬間にアプリを開いて、会いたいキャラを押さえること。プリンセスや人気ヒーロー、ダッフィーといった人気どころは、短いクルーズだとあっという間に埋まります。

10. 料金に含まれる食事

食事の多くはすでに料金に含まれていて、ディズニーの「ローテーションディナー」(同じ担当スタッフが毎晩テーマの違うレストランへ案内してくれます)に加え、ビュッフェ、テーマ別のクイックサービス、そしてDCL初のタピオカティーまでそろいます。

ディナーはテーマの異なる部屋を順に巡り、同じ担当チームが名前を覚えてくれます。アニメーションをテーマにした部屋、塔の上のラプンツェルとアナ雪の村の集会所、ピクサーの部屋、そしてミッキー・ミニー・ドナルド・デイジーが登場する小さなステージ付きのキャラクターディナーが楽しめます。2つの部屋は日中はビュッフェになります。

  • モーグリズ・イータリー(ジャングル・ブック)。インド・アジア系のボウル料理。
  • グランマ・タラズ・キッチン(モアナ)。ポリネシア・アジア料理で、海南鶏飯(チキンライス)もあります。
  • コズミック・ケバブ。地中海・中東のストリートフード。
  • スティッチズ・オハナ・グリル(リロ&スティッチ)。バーガーやグリル。
  • ピザ・プラネット+ウィージーズ・フリージーズ(トイ・ストーリー)。プールデッキのピザと冷たいスイーツ。

メニュー全体にアジアの味(点心、お粥、ラクサ、ミーゴレン、チキンライス)が散りばめられ、アースラがテーマのビウィッチング・ボバ&ブリューズではタピオカティーが楽しめます(多くのドリンクは別料金)。シンガポールの街の味はシンガポールのホーカーグルメガイドもどうぞ。

11. 追加料金を払う価値のある食事

追加料金を払う価値のある専門レストランが2つあります。大人専用のイタリアン「パロ・トラットリア」と、新登場のファミリー向け和食「マイク&サリーズ・フレーバーズ・オブ・アジア」、これに有料カフェが加わります。

パロ・トラットリアは18歳以上・要予約。ピクサーの『あの夏のルカ』をテーマにした海辺のイタリアンで、2階建て・オーシャンビュー・ロマンチックと、まさにデートナイト向けです。マイク&サリーズ・フレーバーズ・オブ・アジアは『モンスターズ・インク』がテーマのファミリー向けで、ステーキハウス、ライブ感のある鉄板焼き、本格的なおまかせカウンター、屋外の寿司・刺身ガーデンと、いくつもの和の体験を一つにまとめています。おまかせは本格的(そしてお値段もしっかり)な特別な一席です。

このほか有料カフェには、バシャ・コーヒーやTWG(シンガポールを代表する高級ブランド)、ルカがテーマのパロ・カフェもあります。

夜空に上がる花火
特定の夜には海上で本物の花火「ライオン・キング:セレブレーション・イン・ザ・スカイ」を上演。恒例のパイレーツ・ナイトはありません。

12. 大人向けのバーとラウンジ

大人専用のナイトライフ街こそありませんが、テーマバーの完成度は本当に高く、いくつかは夜になると大人専用になります。

  • マーベル・スタイル・スタジオ。昼はヒーロー風メイクのサロン、夜は大人専用の隠れ家バー。上質なお酒とカクテルがそろいます。
  • スペルバウンド。邪悪な女王の「魔法の薬」をイメージしたカクテルラウンジ。
  • バッカニア・バー。フック船長がテーマのパブ。
  • ティアナズ・バイユー・ラウンジ。『プリンセスと魔法のキス』のカクテルとベニエ。
  • タベルナ・ポルトロッソ。『ルカ』がテーマのイタリアンバー。
  • インフィニティ・バー。マーベルのプールサイドにあり、インフィニティ・ストーンにちなんだカクテルが楽しめます。

昼は家族向け、夜は大人の雰囲気(厳密に18歳以上というわけではありません)。お子さま連れでないカップルや友人同士なら、大人の夜をゆっくり楽しめます。とはいえカジノや深夜のクラブのような場はありません。

13. キャビン選び:どの部屋にする

キャビンはお値打ちな内側からゆったりしたコンシェルジュ・スイートまでそろい、ずっと船内で過ごすこのクルーズでは、予算が許すならベランダ(バルコニー)付きが一番の狙い目で、内側キャビンも仮想窓付きの賢い選択です。寄港地がなく部屋を使う時間が長いぶん、ここでは部屋選びがいつもより少し重要になります。

キャビンの種類目安向いている方
内側約16㎡から、最大4名いちばんお値打ち。仮想窓「マジック・ポートホール」付き。
オーシャンビュー本物の窓付きバルコニー代を払わずに自然光がほしい方。
ベランダ(バルコニー)約19〜23㎡、4〜5名狙い目。自分だけの海風と景色を楽しめます。
コンシェルジュ・スイート約39㎡から、広大なロイヤルスイートまで専用ラウンジや特典、広さ重視の方(割高です)。

このほか、ユニークな「ガーデンビュー」「リーフビュー」のキャビンは海ではなく船内のテーマエリアに面しています(楽しい造りで割安なことも多いですが、本物の海の眺めではありません)。内側キャビンには仮想窓(海のライブ映像が映り、ときどきキャラクターが顔を出します)が付きます。多くのキャビンは家族向けに作られ、バスルームが分かれていたり、引き下ろし式ベッドで5名眠れたりします。良い場所やカテゴリーは早く埋まるので、早めの予約を。

14. 子ども・ティーン、そして大人の時間

キッズクラブはこの船の大きな魅力の一つで、しかも料金に含まれており、年齢ごとにクラブがあるおかげで、その間に大人は食事やバー、スパを楽しめます。ディズニーはこの分野で群を抜いて上手で、しかもこの船のキッズスペースは艦隊で最大です。

  • ディズニーズ・オーシャニア・クラブ(3〜10歳・無料)。マーベルのヒーロー工房、スリンキー・ドッグのすべり台があるアンディーのおもちゃ箱、プリンセスのフェアリーテイル・ホール、子どもがコースターを設計して仮想で「乗れる」イマジニアリング・ラボなど、テーマ別の部屋がそろいます。
  • Edge(11〜14歳・無料)。サンフランソウキョウ・ストリートの偽のカフェの奥に隠れた、プレティーンのたまり場。
  • Vibe(14〜17歳・無料)。レトロなレコード店の奥にあるティーン向けラウンジ。
  • 「イッツ・ア・スモールワールド」ナーサリー(生後6か月〜3歳・有料)。いちばん小さなお子さま向けの託児で、要予約・時間単位です。

大人向けには、インフィニット・ブリス・スパ(Elemis at Sea。マッサージやフェイシャル)に加え、別料金で大人専用の温浴スパ(サウナ、スチーム、加温チェア、プランジプール)があり、これが船内でいちばん「大人の静かな空間」に近い場所です。フィットネスセンターは無料で使えます。お子さま連れの街歩きは子連れシンガポールガイドもどうぞ。

ベランダ付きキャビンが並ぶ船尾のデッキ
寄港地がないぶん、バルコニーの価値がぐっと上がります。

15. 実際にいくらかかる

料金は3泊・内側(2名)の約S$1,280からで、キャビンのグレードと日程で一気に上がり、4泊は3〜4割ほど高く、表示額は多くを含むものの、チップや別料金は別に見込んでおきましょう。ディズニーは客室単位(2名)・米ドルで価格を出しており、ここの数字はあくまで出発点の目安、繁忙期は2〜4割増しになることもあります。

キャビン(2名・〜から)3泊4泊
内側約S$1,280約S$1,770
オーシャンビュー約S$1,770約S$2,450
ベランダ約S$1,930約S$2,680
コンシェルジュ約S$4,400約S$6,200

含まれるのは、メインダイニングとクイックサービスのほぼすべて、食事時のソフトドリンク、キッズクラブ、プール、ライド、ほぼすべてのエンターテインメントです。別料金は、チップ(1名1泊約US$16・自動加算)、すべてのお酒(飲み放題パッケージなし)、有料レストランやカフェ、温浴スパ、Wi-Fi、写真パッケージ、託児など。4人家族だと、こうした追加で数百ドルになることもあります。予約時の手付金はおよそ1割、残額は出港の約90日前までに支払う流れです。賢い節約はシンガポール節約ガイドもご覧ください。

16. 予約の方法とタイミング

予約はディズニークルーズライン直販、旅行代理店、または公式取扱店のKlook・KKdayから。確定後はNavigatorアプリですべて管理し、キャビン選びのためにも早めの予約を、そして料金は常に動くので同じ便を見比べるのがコツです。

Klook・KKdayはどちらも公式取扱店で、本物の3泊・4泊クルーズを販売し、特典が付くこともあります(KKdayはターミナル送迎が無料の場合など)。料金はディズニー本体に連動するので、特典・支払い方法・ポイントも含めて各チャネルを比べましょう。なお、ディズニーの基本料金には居住者割引はなく、お得は取扱店や銀行のキャンペーンから出てきます。予約したらNavigatorアプリをダウンロードしておきましょう。オンラインチェックインは30日前から開き、乗船時刻を選び、ショー・キャラクターとの触れ合い・有料レストランを予約できます。短いクルーズでは良い枠から先に埋まります。

公式取扱店で、実際の3泊・4泊の便と料金を確かめてみましょう。
KlookとKKdayは公式取扱店です。当サイト経由のご予約で少額の手数料を受け取る場合があります(追加費用なし)。
赤いディズニーの煙突とその間を走るジェットコースターのレール
これがアイアンサイクル・テストラン。ディズニークルーズライン初の海上コースターです。

17. ターミナルへの行き方と乗船日

出港はマリーナベイ・クルーズセンター(61 Marina Coastal Drive)。荷物があるならタクシーかGrabが一番ラクで、チャンギ空港から約20分。先にオンラインでチェックインを済ませ、割り当てられた時刻に着き、パスポートを忘れずに。

最寄り駅はマリーナ・サウス・ピア地図で、クルーズ当日はターミナルまでのシャトルが出ます。近くにバス400も通りますが、荷物があるならやはりタクシーかGrabが無難。チャンギ空港からも近く、空路とクルーズをつなげやすいのもうれしいところです。

  • オンラインチェックイン(30日前から) Navigatorアプリで情報を登録し、ポート到着時刻を選びます。
  • 指定の時刻に到着 早く着いても待つだけです。荷物を預け、セキュリティとシンガポールの出国手続きを通ります。
  • 乗船して落ち着く 自分のキャビンへ(荷物は後から届きます)、ランチをとって船内を探検。16時ごろまでに乗船し、17時ごろ出港です。
パスポートは全員に必要です(残存有効期間6か月以上)。寄港地がなくても国際航海の扱いで、アメリカの「パスポート不要」ルールはシンガポールでは適用されません。国籍によってはシンガポールのビザが必要かどうかも確認を。最終日に戻る前にはシンガポール電子到着カードの提出も必要です(船内でも手続きできます)。なお、シンガポールではチューインガムと電子たばこは違法なので、荷物に入れないでください。

18. 船内で知っておきたいこと

クルーズの司令塔はNavigatorアプリ、船内は現金不要、服装はカジュアル、カジノはなし。ちょっとしたコツで旅がぐっと快適になります。

  • Navigatorアプリは必携・無料 有料プランなしでも船のWi-Fiで使え、当日の予定、ショー時刻、メニュー、デッキマップ、船内チャットがまとまっています。
  • Wi-Fiは別料金 基本プランで1台1日約US$30、動画視聴ならさらに上。先に買っておくと割安です。
  • 支払いは全部キャッシュレス 「キー・トゥ・ザ・ワールド」カードで決済し、これが客室キーや身分証も兼ねます。チェックイン時にカードを登録し、最後にまとめて精算します。
  • 服装は「クルーズカジュアル」 かしこまる必要のあるフォーマルナイトはなく、ドレスアップは任意。少しきれいめの服を1着、軽い南国の服、冷房用の羽織りものがあると安心です。
  • 気候とルールに合わせた持ち物 水着、日焼け止め、酔いやすい方は酔い止め、繰り返し使える水筒、変換不要のプラグなど。ガムと電子たばこは持っていかないこと。

宿選びはシンガポールの宿エリアガイド、通信はシンガポールのeSIM・SIMガイドもあわせてどうぞ。

19. 結局、価値はある?

ここで挙げたような方(ご家族、ディズニーやマーベルのファン、計画いらずで全部込みのただ楽しむ休暇がほしい方)なら、これは本当に特別で、アジア発でほかに代わりのない体験です。逆に、各地をめぐることや大人のナイトライフが目的なら、別の旅を選んだ方が満足できるはずです。

この料金で手に入るのは、ディズニーがこれまでで最も意欲的に造り上げた客船で過ごす数日間です。ライド・ショー・テーマの作り込みは普通のクルーズでは到底かないませんし、計画にあれこれ頭を使う必要もありません。引き換えになるのは料金と「結局どこにも行かない」という点。そして対象となる人にとっては、まさにそこが魅力のすべてです。

正直なところのおすすめは、可能なら4泊を、予算が伸びるならベランダを選ぶこと。ショーと食事は予約枠が開いた日にアプリで押さえ、クルーズの前後に街で数日を組み合わせると満足度がぐっと上がります。旅全体はシンガポール旅行ガイド、時期選びはベストシーズンガイドもどうぞ。

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よくある質問

Q. ディズニー・アドベンチャー号は、どこかの港に寄りますか?
いいえ、寄港地はありません。シンガポールを出て近くの海をめぐり、また戻ってくる「クルーズ・トゥ・ナウェア(どこにも寄らないクルーズ)」で、毎日が終日航海日です。これは設計上わざとそうしているもので、船自体が大きなディズニーリゾートになっています。島めぐりを楽しむクルーズではなく、船の中で過ごす時間そのものを味わうタイプだとお考えください。
Q. 料金はどれくらいかかりますか?
3泊・内側キャビン(2名)で約S$1,280からが目安です。キャビンの種類や日程で大きく上がり、4泊はおよそ3〜4割高くなります。料金は客室単位(2名)・米ドル建てで、繁忙期は2〜4割増しになることもあります。食事・ショー・キッズクラブは料金に含まれますが、チップ(1名1泊あたり約US$16)、お酒、有料レストラン、温浴スパ、Wi-Fi、写真などは別料金です。実際の金額は日によって動くので、その都度ご確認ください。
Q. 3泊と4泊、どちらがいいですか?
予算と体力しだいです。3泊は気軽なお試し版で料金も抑えめ、4泊は終日航海日が1日増えるぶん、慌てずに船を遊び尽くせて週末もまるごと使えます。これだけ大きな船なので、追加料金を払って4泊にした方の多くは「正解だった」とおっしゃいます。
Q. 子ども連れではない大人だけでも楽しめますか?
楽しめますが、基本はファミリー向けの船です。カジノはなく、大人専用プールもなく、エンターテインメントは年齢層が低めです。とはいえ大人専用のパロ・トラットリア、夜だけ大人専用になるマーベル・スタイル・スタジオ、雰囲気のあるテーマバー、温浴スパなどはそろっています。ディズニー好きのカップルなら十分満足できますが、ナイトライフやカジノ、静かな大人時間を求める方は期待値を調整しておきましょう。
Q. どこにも寄らないのに、パスポートは必要ですか?
はい、全員に必要です。寄港地がなくても国際航海の扱いになるためで、残存有効期間は6か月以上が条件です。アメリカの「クローズドループならパスポート不要」というルールはシンガポールでは適用されません。国籍によってはシンガポールのビザが必要な場合もあるのでご確認を。さらに、最終日に戻る前にはシンガポール電子到着カード(Arrival Card)の提出も必要です(船内で手続きできます)。
Q. どこから出港して、どう行けばいいですか?
出港はマリーナベイ・クルーズセンター(61 Marina Coastal Drive)です。荷物があるならタクシーかGrabが一番ラクで、チャンギ空港からは約20分。最寄り駅はマリーナ・サウス・ピアで、クルーズ当日はターミナルまでのシャトルが出ます。まずアプリで30日前からオンラインチェックインを済ませ、ポート到着時刻を選んでおきましょう。乗船は16時ごろまでに済ませる流れです。
Q. 料金に含まれるもの・別料金のものは?
含まれるのは、メインダイニング、クイックサービス、食事時のソフトドリンク、キッズクラブ、プール、ライド、ほぼすべてのショーです。別料金なのは、チップ(1名1泊約US$16・自動加算)、すべてのお酒(飲み放題パッケージはありません)、有料レストランやカフェ、温浴スパ、Wi-Fi、写真、託児(ナーサリー)、ルームサービス手数料など。4人家族だと、こうした追加費用だけで数百ドルになることもあります。
Q. 7つのテーマエリアとは何ですか?
イマジネーション・ガーデン(船の中心となる吹き抜けと野外ステージ)、タウンスクエア(メインのウォルト・ディズニー・シアター)、サンフランソウキョウ・ストリート(『ベイマックス』の世界、ゲームセンターやティーン向けクラブ)、マーベル・ランディング(ライド3つとプール)、ウェイファインダー・ベイ(『モアナ』テーマの野外オアシス)、ディズニー・ディスカバリー・リーフ(落ち着けるくつろぎ空間)、トイ・ストーリー・プレイス(上層デッキの水遊びゾーン)の7つです。どのエリアも一つのディズニー作品の世界をまるごと作り込んでいます。
Q. どんなライドやウォータースライダーがありますか?
ライド3つはすべてマーベル・ランディングにあります。アイアンサイクル・テストラン(海上初・最長のジェットコースター)、ピム・クアンタム・レーサーズ(アントマンの世界の家族向けライド)、グルート・ギャラクシー・スピン(ガーディアンズの空中スピナー)の3つです。コースターは最初の航海より後に開業した新しい設備で、天候や点検で運休することもあるため、乗船したら動いているか確認して早めに乗るのがおすすめ。トイ・ストーリー・プレイスにはプールやスライダーもありますが、アクアダックのようなウォーターコースターはこの船にはありません。
Q. 花火ショーはありますか?パイレーツ・ナイトは?
花火はあります。特定の夜に海上で行われる「ライオン・キング:セレブレーション・イン・ザ・スカイ」で、ナレーションはシャー・ルク・カーンが担当しています。一方、ディズニークルーズ恒例のパイレーツ・ナイトはこの船にはありません(DCLで唯一の例外です)。代わりにこのライオン・キングの花火が、その航海いちばんの夜のイベントになります。開催の有無や時刻は航海ごとに変わるので、アプリで確認しましょう。
Q. ディズニーやマーベルのキャラクターに会えますか?
はい、船のあちこちで会えます。ミッキーや仲間たち、プリンセス、ピクサーに加えてマーベル勢が充実し、ダッフィーたちも海上デビューしています。就航当初は「セルフィー・アット・シー」(アプリで撮影枠を予約して少し離れて一緒に撮る方式)でスタートしましたが、従来の歩み寄り型の触れ合いも一部復活しつつあり、まだ形は固まりきっていません。人気のキャラは短いクルーズだとすぐ埋まるので、予約枠が開いたらすぐ押さえるのがコツです。
Q. どのキャビンを予約すればいいですか?
予算が許すならベランダ(バルコニー)付きが一番のおすすめです。寄港地がなくずっと船にいるので、部屋で過ごす時間が長いぶん効いてきます。内側キャビンはお値打ちで、本物の海のような映像が映る「マジック・ポートホール」が付きます。船内のテーマエリアに面したユニークな「ガーデンビュー」「リーフビュー」のキャビンもあり(海は見えませんが楽しい造り)、5名まで眠れる部屋も多くあります。コンシェルジュは特典が手厚いぶん割高です。良い場所・カテゴリーは早く埋まるので、早めの予約を。
Q. ディズニー公式ではなくKlookやKKdayで予約する価値はありますか?
あります。どちらもディズニー・アドベンチャー号の公式取扱店で、本物の3泊・4泊クルーズを販売しています。特典が付く場合もあり(KKdayはターミナル送迎が無料のことも)、料金はディズニー本体に連動するので、同じ航海を各チャネルで見比べるとよいでしょう。予約が確定したら、あとはNavigatorアプリですべて管理できます。
Q. シンガポール発のベストシーズンはいつですか?
通年運航で、いつ行っても暑くて湿度は高めです。比較的おだやかで乾いているのは2〜4月。北東モンスーン(12月〜3月初め)は風雨が増え、南西モンスーン(6〜9月)は午後のスコールが多めですが、周遊する海は穏やかで船も大きく安定しています。それより効いてくるのは料金で、12月と6月の学校休暇、旧正月は避けるのが賢いところ。詳しくはベストシーズンガイドもご覧ください。

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