シンガポールのダックツアー:2社の料金・出発時刻・乗り場を比べる
シンガポールで水陸両用車に乗るツアーは、別々の2社が運行しています。1時間のうち半分を道路、半分をマリーナ湾で過ごす構成は同じですが、料金も乗り場も休みの曜日も違います。両社の時刻表と料金、水に入る場所、そして販売サイトの説明が事実と食い違っている箇所をまとめました。
| 大人料金 | オリジナル・ダックツアーが49シンガポールドル、キャプテン・エクスプローラーが36シンガポールドルです |
|---|---|
| 所要時間 | どちらも60分で、道路がおよそ30分、水上がおよそ30分です |
| 乗り場 | オリジナルはサンテックシティ・タワー2、キャプテンはマリーナ・スクエアです |
| 出発 | オリジナルは10時から18時まで毎時ちょうど、キャプテンは9時から11時と13時から18時です |
| 休み | オリジナルは無休、キャプテン・エクスプローラーは月曜が休みです |
| 中国語ガイド | オリジナルの15時30分・16時30分・17時30分の便だけにあります |
1. 運行会社は2つあります
2. 60分の内訳
3. 道路区間で通る場所
4. 水に入る瞬間と、水上から見えるもの
5. この車は何という車か
6. オリジナル・ダックツアーの乗り場
7. 出発時刻と案内の言語
8. オリジナルの料金は、どこで買っても同じです
9. キャプテン・エクスプローラーの乗り場と休み
10. キャプテンの料金と予約の順番
11. 何時の便を選ぶか
12. 座席は選べません
13. 雨でもそのまま運行します
14. 子ども連れで乗るとき
15. 車いすと足の不自由な方
16. 窓口到着から出発までの30分
17. 乗り場までの行き方
18. リバークルーズや観光バスとの違い
19. パスに含まれているか
20. 道路区間で通る建物の歴史
21. 運行が変わる時期
22. 販売サイトの説明で事実と違うところ

1. 運行会社は2つあります
シンガポールで水陸両用車に乗れるツアーはオリジナル・ダックツアーとキャプテン・エクスプローラーの2つで、大人料金は49シンガポールドルと36シンガポールドルです。 名前が似ているため、片方を予約して別の建物へ行ってしまう人がいます。
2社に関係はありません。オリジナルはサンテックシティの中に窓口があり、ビッグバスの観光バスと同じ会社が売っています。キャプテン・エクスプローラーはマリーナ・スクエア地図の中に窓口があり、シティツアーズという別の会社が運行しています。歩いて10分ほど離れた別々の建物です。
違いを並べると
| 項目 | オリジナル・ダックツアー | キャプテン・エクスプローラー |
|---|---|---|
| 大人 | 49シンガポールドル | 36シンガポールドル |
| 子ども | 39シンガポールドル(2〜12歳) | 28シンガポールドル(3〜12歳) |
| 幼児 | 19シンガポールドル(0〜1歳) | 14.50シンガポールドル(2歳以下) |
| 乗り場 | サンテックシティ・タワー2地図の1階 | マリーナ・スクエアの1階 |
| 最寄り駅 | プロムナード駅C出口 | エスプラネード地図駅、シティホール駅 |
| 出発 | 10時〜18時の毎時ちょうど | 9時〜11時、13時〜18時 |
| 休み | なし | 月曜 |
| 中国語 | 午後の3便 | なし |
| 窓口到着 | 30分前 | 15分前 |
| 予約 | そのまま決済 | 空きを確認してから決済 |
| パス対応 | クルックパス、ゴーシティ | なし |
どちらを選ぶか
月曜を避けられて13シンガポールドルを節約したいなら、キャプテン・エクスプローラーで同じことができます。そのかわり決済前に空きを問い合わせる手順があり、11時から13時までの2時間は便がありません。
予定が月曜にあたる場合や午前中しか空いていない場合は、オリジナルしか選べません。道路区間で旧最高裁やシティホール、戦争記念公園を通るのもオリジナルのほうです。中国語の案内が必要な方も同じです。

2. 60分の内訳
1時間のツアーとだけ聞いて乗ると、道路区間が長く感じられます。実際には道路30分、水上30分でちょうど半分ずつです。 運行会社も販売サイトも同じ数字を出しています。
この構成は2社で同じです。1台の車が道路を走り、スロープを下りてそのまま浮き、また陸に上がって出発地へ戻ります。船に乗り換えることはありません。
実際に空けておく時間
| 段階 | 時間 | 何をするか |
|---|---|---|
| 窓口到着 | 出発の30分前または15分前 | 予約を乗車券に引き換え、座席を受け取ります |
| 乗車 | 5分ほど | 階段を上がり、安全案内を聞きます |
| 道路 | 約30分 | 市街を走りながらガイドの説明を聞きます |
| 水上 | 約30分 | マリーナ湾を一周します |
| 下車 | 5分ほど | 乗った場所に戻ります |
30分前と言われる理由
オンラインで買った予約はそのまま乗れる券ではありません。窓口で乗車券に引き換える必要があり、その券に座る場所が書かれています。1台に乗せる人数が決まっているので、この作業を先に終えておかないと出発が遅れます。
オリジナルは遅刻や無断不参加の場合、券を無効にすると案内しています。払い戻しもありません。前の予定は余裕をもって組んでください。
乗ってすぐにすること
安全案内を聞きます。救命胴衣の場所と、水に入るときの座り方を教えてくれます。シートベルトはなく座席に座るだけなので、立ち上がったり体を外に出したりしないよう案内されます。
そのあとガイドが自己紹介をしてすぐ出発します。窓がないためエンジン音と街の音がそのまま入り、後ろの席では説明が聞き取りにくいことがあります。
3. 道路区間で通る場所
道路の30分は、窓の外の建物を見ながら進む区間です。オリジナルはシビック・ディストリクトと呼ばれる旧官庁街を通ります。 キャプテン・エクスプローラーはマリーナ湾のまわりを回ります。
窓のない車なので撮影はむしろ楽です。ただし車は走り続け、信号で止まる位置も毎回違うので、特定の建物の前で停まってはくれません。
オリジナルの道路区間
| 順 | 地点 | 何があるか |
|---|---|---|
| 1 | 富の泉地図 | サンテックシティの中央にある青銅の輪の噴水です |
| 2 | 戦争記念公園 | 白い柱が4本立つ民間人戦没者の記念碑です |
| 3 | 旧最高裁 | ドーム屋根の旧法廷です |
| 4 | シティホール | 柱が並ぶ旧市庁舎です |
| 5 | シンガポール・フライヤー地図 | 観覧車型の展望施設です |
キャプテンの道路区間
マリーナ・スクエアを出て湾のほうへ下り、マリーナ・バラージ地図やマリーナベイ・サンズ地図、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのあたりを通って水に入ります。旧官庁街は通りません。
道路区間で見えるものを増やしたいならオリジナル、マリーナ湾一帯に絞りたいならキャプテンが合います。
戦争記念公園の4本の柱
道路区間の序盤で、白い柱が4本並ぶ公園を通ります。日本占領期に亡くなった民間人を悼む記念碑で、1967年に建てられました。柱は1本が70メートルあります。
4本に分かれているのには理由があります。華人、マレー系、インド系、ユーラシアンの4つの集団が同じ経験をしたという意味が込められています。走りながら見ると白い柱にしか見えませんが、ガイドがこの説明をします。
4. 水に入る瞬間と、水上から見えるもの
この商品に乗る理由の多くはこの30分にあります。車がスロープを下りてそのまま浮き、座ったままマリーナ湾を一周します。
入水地点で船体の前が水を押しのけ、前の席にしぶきが飛びます。この瞬間が短く過ぎると、あとは船に乗っているのと似ています。エンジン音は続き、速度はゆっくりです。
水上で通る場所
陸から見るのと何が違うか
マリーナ湾は海水を堰き止めて作った貯水池なので波がほとんどなく、建物が水面にそのまま映ります。マーライオン・パークやマリーナベイの夜景を歩いて見る角度とは、向きが逆になります。
同じ水域を回る商品はいくつもあります。リバークルーズもマリーナ湾を通り、マリーナベイ・サンズのサンパンライドは建物の中の水路を回ります。水陸両用車だけができるのは、道路から水へそのまま移る部分です。
この湾に波がない理由
マリーナ湾の入口は幅350メートルのダムで塞がれています。マリーナ・バラージと呼ぶこのダムが2008年に完成して海水が入らなくなり、内側は淡水の貯水池になりました。
潮の満ち引きがないので水位は1年を通してほぼ一定です。水陸両用車が毎回同じスロープから入れるのもそのためです。大雨のときは水門を開けて海へ流し、満潮と重なるときは水門を閉じてポンプで汲み出します。

5. この車は何という車か
運行会社の紹介文には第二次大戦の水陸両用車と書かれた箇所があります。実際に2社が使っているのはLARC-Vという1960年代の車です。 第二次大戦の車ではありません。
LARC-Vは船から海岸へ物資を運ぶために作られた米軍の貨物車です。名前そのものが5トン積みの水陸両用補給運搬車という意味の頭文字です。1963年に生産が始まり、ベトナム戦争で多く使われました。
シンガポールに来た経緯
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 1963年 | 米国でLARC-Vの生産開始 |
| 1973〜77年 | シンガポールが使う車両が製造される |
| 2000年ごろまで | シンガポール軍がセレター基地で運用 |
| 2000〜2002年 | 軍から退役 |
| 2001年 | 退役車2台でオリジナル・ダックツアーが開業 |
| 2002〜2007年 | 残りを順次観光用に改造 |
DUKWという名前について
キャプテン・エクスプローラーは商品名にDUKWを付けています。DUKWは第二次大戦時の米軍の別の水陸両用トラックの名前です。ところがキャプテンの案内文にもベトナム戦争期の車両と書かれていて、実車の写真もコンディーゼル製のLARCとして記録されています。
つまり2社とも同じ系統の車を使っていて、名前だけが違います。料金や経路が変わるわけではありませんが、DUKWという名前から1940年代の車を想像して行くと実物とは違います。
退役した軍用車が観光車になった理由
LARC-Vはアルミの船体に車輪を4つ付けた構造です。荷物を積んで波を越えるために作られたので、水にも浮き、砂地も走れます。観光用に改造するとき、荷台の位置に座席を入れて屋根を載せました。
同じ発想の観光車はほかの国にもあります。ただしそちらは第二次大戦のDUKWを使う例が多く、シンガポールは自国の軍が退役させた車がそのまま残っていたのでLARC-Vで始めました。

6. オリジナル・ダックツアーの乗り場
サンテックシティは建物が5棟あるので、初めて行くと迷いやすい場所です。窓口はタワー2の1階にあるビッグバス・アンド・ダック・ハブで、住所は3 Temasek Boulevard #01-K8です。
この窓口でダックツアーとビッグバスの券を一緒に売っています。オンラインで買った券もここで乗車券に引き換えます。車は窓口近くの道路から出発します。
行き方の手順
- プロムナード駅で降ります サークル線とダウンタウン線が通る駅です。C出口から出ます。
- サンテックシティ・モールに入ります 駅とモールがつながっています。
- タワー2を探します モール内の案内板にタワー番号が出ています。ノースウィング側です。
- 1階のK8区画へ行きます ビッグバスとダックのロゴが並んだ窓口です。
- 券を引き換えます 予約確認のメールやアプリ画面を見せると乗車券をもらえます。
タクシーや配車アプリで行くとき
行き先をサンテックシティ・タワー1と2に指定するよう案内されています。サンテックシティはコンベンションセンターとモールが並んでいるので、サンテックシティとだけ入力すると反対側で降ろされることがあります。
自分で運転する場合はノースウィングのオレンジゾーンに停めるよう案内されています。駐車料金は別途かかります。
サンテックシティで迷う理由
オフィス棟が5棟、それにモールとコンベンションセンターが互いにつながっています。中を歩いていると自分がいま何番のタワーの下にいるのか分かりにくくなります。店名ではなくタワー番号を見て動いてください。
モール内の飲食街が広いので、ツアーの前後に食事を済ませやすい場所でもあります。近くの宿を探すならブギス・カンポングラムの宿が歩ける範囲です。
7. 出発時刻と案内の言語
時刻を見間違えると30分の差で乗り遅れます。英語便は10時から18時まで毎時ちょうどに9回、中国語便は15時30分・16時30分・17時30分に3回です。
中国語便だけが30分発です。ちょうどの時刻だと思い込んで行くと前の便を逃します。
時刻表
| 言語 | 出発時刻 | 本数 |
|---|---|---|
| 英語 | 10時、11時、12時、13時、14時、15時、16時、17時、18時 | 1日9本 |
| 中国語 | 15時30分、16時30分、17時30分 | 1日3本 |
案内は人が直接します
販売サイト2社が含まれるものに録音放送と書いていますが、運行会社の案内とは違います。運行会社はライブガイドと明記しています。実際にガイドが乗って説明し、乗客とやりとりします。
そのため同じ便でもガイドによって話が少しずつ変わります。案内の言語を選ぶことは、どのガイドが乗る便を選ぶかということでもあります。
販売サイトごとに買える便が違います
あるサイトは10時、11時、12時、14時、15時、17時、18時だけを出していて、13時と16時の便がありません。運行会社は9便すべてを運行しています。
希望の時刻が一覧にないときは、その便がないのではなく、そのサイトが売っていないだけということがあります。別のサイトを見ると出てくる場合があります。
8. オリジナルの料金は、どこで買っても同じです
販売サイトを見比べても大人1枚の金額は動きません。運行会社も販売サイトも大人49シンガポールドルです。 窓口価格53シンガポールドルから8パーセント引いた額です。
ほかの施設は販売サイトが独自に値引きすることが多いのですが、この商品はそうなっていません。そのため料金だけで販売サイトを選ぶ理由は大きくありません。
販売サイト別の大人1枚
| 販売元 | 大人 | 窓口価格比 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 運行会社 | 49シンガポールドル | 8パーセント引き | 基準 |
| クルック | 49シンガポールドル | 8パーセント引き | 4.6、レビュー4千件台 |
| KKday | 49シンガポールドル | 8パーセント引き | 4.6、レビュー3百件台 |
| トリップドットコム英語便 | 49シンガポールドル | 7パーセント引き | 4.6、レビュー2千件台 |
| トリップドットコム中国語便 | 45シンガポールドル | 15パーセント引き | 1万件を超える予約 |
| トラベロカ | 49シンガポールドル | 8パーセント引き | 10点満点で8.6点 |
唯一安いところ
トリップドットコムが中国語ガイド便だけを別商品にして45シンガポールドルで売っています。英語便は49シンガポールドルのままです。中国語が分かる方なら4シンガポールドル安くなり、そのかわり出発が午後の3便に限られます。
4人家族なら16シンガポールドルの差になるので、無視できる額ではありません。ただし案内が分からないまま1時間座ることになると、その分だけ楽しみが減ります。
一覧に出る最安値に注意
販売サイトの一覧画面には19シンガポールドルからといった表示が出ます。この数字は幼児料金です。 大人の値段だと思って進むと、決済画面で倍以上になります。
1つの商品の中に大人、子ども、幼児の選択肢がまとまっていて、そのうち最も低い金額が一覧に代表として出る仕組みです。韓国やインドネシアの販売サイトでも同じ表示になります。
9. キャプテン・エクスプローラーの乗り場と休み
13シンガポールドル安いかわりに、合わせなければならない条件が2つあります。月曜が休みで、11時から13時のあいだは運行しません。
窓口はマリーナ・スクエア・ショッピングモールの1階207号で、セブンイレブンの隣にあります。住所は6 Raffles Avenueです。エスプラネード駅の地下にも発券窓口が1つあります。
営業時間
| 項目 | 時間 |
|---|---|
| 運行 | 9時〜11時、13時〜18時 |
| 休み | 月曜。その月曜が祝日なら運行します |
| 窓口営業 | 9時〜19時 |
| 最終受付 | 18時 |
| 窓口到着 | 出発の15分前 |
昼の時間帯が空く理由
11時から13時までの2時間は便がありません。午前の予定と午後の予定のあいだにこのツアーを挟もうとすると、ここで行き詰まります。正午ごろにマリーナ湾の近くにいるなら、オリジナルのほうへ行くことになります。
月曜休みも見落としやすい条件です。シンガポールは月曜に閉まる施設が多くないので、そもそも確認しない曜日だからです。1日だけの日程が月曜にあたるなら、この会社は候補から外れます。
行き方
エスプラネード駅かシティホール駅から歩きます。マリーナ・スクエアはマリーナ湾の北側のホテル街にあるので、そのあたりに泊まっているなら歩いて行けます。
モールが広いので、1階207号という番号を覚えておくほうが早いです。セブンイレブンが目印になります。 マリーナ・スクエア
10. キャプテンの料金と予約の順番
この商品は決済ボタンを先に押すと困ったことになります。運行会社が決済の前にまず空きを確認するよう案内しています。 払い戻しがないからです。
商品説明の一番上にこの案内があり、予約が集中すると希望の日を取れないことがあり、その場合は運行会社が別の日を提案すると書かれています。
料金
| 区分 | オンライン | 窓口価格 |
|---|---|---|
| 大人 | 36シンガポールドル | 45シンガポールドル |
| 子ども3〜12歳 | 28シンガポールドル | 35シンガポールドル |
| 幼児2歳以下 | 14.50シンガポールドル | 18シンガポールドル |
幼児料金は買う場所で変わります
運行会社から直接買うと幼児は14.50シンガポールドルですが、ある販売サイトは大人と子どもにオンライン価格を適用しながら幼児だけ18シンガポールドルを取ります。3.50シンガポールドルの差です。
金額自体は小さいものの、2歳以下のお子さん連れなら両方を見比べる価値があります。大人と子どもの料金はどこで買っても同じです。
予約の手順
- 日時を決めます 月曜と11時〜13時を避けて決めます。
- 先に問い合わせます メール、電話、ワッツアップのいずれかで空きを聞きます。
- 可という返事をもらいます 空きがなければ別の日を提案してくれます。
- 決済します 確認を受けてから決済します。
- バウチャーを受け取ります 発券日から30日以内に使い、最終日の18時に期限が切れます。
11. 何時の便を選ぶか
同じ60分でも、時刻によって見え方と暑さが変わります。シンガポールは赤道に近く日差しが強いうえ、この車は横が開いています。
屋根はありますが壁がないので日陰が完全ではありません。特に正午前後は太陽が真上から差すので屋根があまり役に立ちません。
時間帯で変わること
| 便 | 良い点 | 不便な点 |
|---|---|---|
| 10時〜11時 | 涼しく水面が穏やかです | 建物に影が落ちて写真が暗くなります |
| 12時〜14時 | 券を取りやすいです | 最も暑い時間帯です |
| 15時〜16時 | 光がやわらぎます | 午後のスコールが多い時間帯です |
| 17時〜18時 | 日が低く写真がきれいです | 最も早く埋まる便です |
日没の時刻に合わせる
シンガポールは日の入りが1年を通して19時前後でほとんど変わりません。赤道に近く昼の長さがあまり変わらないためです。18時の便に乗ると、終わるころに空が色づき始めます。
ただし18時の便で夜景まで期待すると早すぎます。マリーナ湾の照明が本領を発揮するのはもっと後です。夜景を見るならツアーを終えてからマリーナベイの夜景の動線へ移るほうが向きます。
雨の降りやすい時間帯
シンガポールの雨は午後に短く強く降る形が多いので、14時から17時の便が雨に当たりやすくなります。それでも運休にはなりません。
シーズンによって降る頻度が変わるので、旅行時期が決まっているならシンガポールの旅行に良い時期でその月の降り方を見てから便を選んでください。
どの便から埋まるか
日没前の便が最も早く埋まります。写真がきれいに撮れる時間帯なので人が集まります。週末や祝日は午前の便まで一緒に埋まることがあります。
販売サイトの案内には、利用日の3、4日前までに買っておくよう書かれています。1台に乗せる人数が決まっているため便ごとの在庫がすぐになくなるからです。日付が決まっているなら早めに押さえてください。
12. 座席は選べません
どこに座るかで写真が変わりますが、2社とも座席は運行会社が決めます。 乗客が選ぶ方式ではありません。
窓口で券を引き換えるとき、乗車券に座席が書かれて出てきます。キャプテンは座席を選べないと商品説明に明記しています。
同行者と離れることがあります
割り当て方式なので同行者が分かれる場合があります。特にパスで予約した場合、通常予約とは違う順番で割り当てられたという利用者の声があります。
一緒に座りたい事情があるなら、窓口で券を引き換えるときに先に伝えてください。乗ってからの調整は難しくなります。
どの席が向くか
| 座席 | 特徴 |
|---|---|
| 前方 | 入水のしぶきを間近で見ます。服が濡れることがあります |
| 中央 | 揺れが最も少ない位置です |
| 後方 | しぶきが少なく、前の乗客まで画面に入ります |
| 窓側 | 壁がないので視界が開けます。日差しもその分受けます |
荷物はどうするか
オリジナルは荷物預かりを行っていないと案内しています。大きな鞄を持って乗ると足元が狭くなります。空港から市内へ移動する途中に寄る予定なら、荷物を先に宿へ置いてくるほうが向きます。
サンテックシティもマリーナ・スクエアも、モール内にコインロッカーのある階があります。ただしツアーの窓口が運営する設備ではないので、場所も料金もモールの事情によります。シンガポールのトランジットで動線を組むなら、荷物を先に片づけてください。
13. 雨でもそのまま運行します
予報を見て取りやめようとしても方法がありません。2社とも雨を理由に払い戻したり日程を変えたりしません。
販売サイトの案内にも雨天決行と書かれていて、傘やレインコートを用意するようにという文が添えられています。屋根はありますが横が開いているので雨は横から入ります。
実際に役立つ準備
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| レインコート | 傘は隣の乗客に水が落ちるので使いにくいです |
| 防水の袋 | 携帯電話と財布を入れます |
| 替えの上着 | 風が吹くと肩が濡れます |
| タオル | 座席と鞄を拭きます |
運行を止める場合もあります
雨は理由になりませんが、強風や水上の通航規制といった状況では運行を制限することがあります。販売サイトの案内には、こうした緊急の制限が生じても払い戻しや変更はできないと事前に書かれています。
2社とも同じ文言で告知しています。天候が不安定な日に予約するなら、この点を受け入れる必要があります。
日程を変えたいとき
オリジナルは最低でも前日までに運行会社のメールへ連絡し、在庫があるときだけ日程を変えてくれると案内しています。当日はできません。販売サイトの窓口ではなく運行会社の宛先へ直接送ってください。
雨の日に屋内へ振り替えたいなら雨の日のシンガポールに屋内の施設をまとめています。
レインコートはどこで買うか
サンテックシティもマリーナ・スクエアも、モール内にコンビニや雑貨店があります。使い捨てのレインコートを数シンガポールドルで売っています。券を引き換えてから買っても間に合います。
シンガポールの雨は急に降って30分ほどでやむ日が多いものです。出発直前に降っていても水上区間ではもうやんでいることがあります。予報だけを見て取りやめを考える必要はありません。
14. 子ども連れで乗るとき
水しぶきの瞬間があるので子どもに人気のある商品です。ただし子ども料金の年齢が会社によって違い、同じ会社の中でも案内が食い違う箇所があります。
オリジナルは料金表に2歳から12歳を子どもと書いていますが、同じ会社の別の案内欄には3歳から12歳で2歳以下は無料と書かれています。
会社別の年齢区分
| 区分 | オリジナル | キャプテン |
|---|---|---|
| 子ども | 2〜12歳・39シンガポールドル | 3〜12歳・28シンガポールドル |
| 幼児 | 0〜1歳・19シンガポールドル | 2歳以下・14.50シンガポールドル |
| 付き添い | 15歳以下は大人の同伴が必要 | 大人の同伴が必要 |
2歳の扱いが分かれます
オリジナルでは2歳が子ども39シンガポールドル、キャプテンでは2歳が幼児14.50シンガポールドルです。同じ年齢で24.50シンガポールドルの差になります。
基準がこれだけ違うので、予約画面で年齢の区切りを自分で確かめてから選ぶほうが安全です。現地で年齢を確認されることがあります。
ベビーカーと安全
乗るときに階段を使います。ベビーカーは畳んで積み、小さな子どもは抱いて上がることになります。シートベルトはなく座席に座る方式です。
水に入るときの音がかなり大きく響きます。音に敏感な子どもなら先に説明しておくほうが向きます。子ども連れの一日の組み立ては子ども連れのシンガポールにまとめています。
15. 車いすと足の不自由な方
この商品で最もはっきりした条件です。車いすでは乗れません。 オリジナルが明記しています。
水陸両用車は浮くための船体なので、床が路面からかなり高い位置にあります。そのため移動式の階段を当てて上がります。スロープもリフトもありません。
階段はどの程度か
車両の写真を見ると、乗降用の階段を横づけする方式です。段が数段あり、手すりが両側に付いています。ひとりで階段を上り下りできる程度なら乗れます。
杖を使う方は窓口で先に伝えると乗車の順番を調整してくれます。ただし車内で席を移るのは難しくなります。
代わりに選べるもの
| 商品 | 乗り方 |
|---|---|
| リバークルーズ | 平らな桟橋から船へそのまま入ります |
| ビッグバス観光バス | 1階席があり階段が低いです |
| シンガポール・フライヤー | カプセルがゆっくり動くので歩いて乗ります |
| ケーブルカー | 乗り場が平らです |
年配の方と一緒なら
階段そのものより待ち時間のほうが負担になります。窓口到着から下車まで1時間半あり、その多くを立って待つことになります。座れる場所のあるモール内で待ち、出発の直前に出るほうが向きます。
年配の方との動線は親と行くシンガポールにまとめています。シンガポール・フライヤーのように座って回る商品と組み合わせると一日が楽になります。
16. 窓口到着から出発までの30分
30分前に来るようにという案内を守ると、その分だけ待つことになります。サンテックシティの中央に富の泉があるので、この時間を使うのに向いています。 窓口から歩いて数分です。
1998年に世界最大の噴水としてギネスに載った噴水です。高さが13.8メートルで、上に架かる青銅の輪の周囲が66メートルあります。
噴水の中に入れます
毎日10時から19時30分のあいだは大きな噴水を一時的に止めて、中央にある小さな噴水を開放します。このとき下へ降りて水に手を触れることができます。
水に手を当てたまま小さな噴水を3周すると福が来るという言い伝えがあるので、人が並んで回っています。時間が決まっているので、券を引き換えたらすぐ降りてください。
噴水そのものが風水の設計です
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 完成 | 1995年 |
| 素材 | シリコン青銅 |
| 高さ | 13.8メートル |
| 輪の周囲 | 66メートル |
| ギネス登録 | 1998年、世界最大の噴水 |
| 水に触れる時間 | 毎日10時〜19時30分 |
水が内側へ流れます
普通の噴水は水が外へ広がりますが、この噴水は内側へ集まります。財が外へ出ていかないという意味を込めてそう設計されています。サンテックシティの5棟も手の形に配置されていて、噴水が手のひらの位置に置かれています。
同じ時間にモール内を見て回っても構いません。ただし30分は思ったより早く過ぎるので、出発時刻をアラームに入れておくほうが安全です。 富の泉

17. 乗り場までの行き方
2つの窓口はどちらも駅から近い場所にあります。オリジナルはプロムナード駅C出口、キャプテンはエスプラネード駅かシティホール駅です。
サンテックシティとマリーナ・スクエアは歩いて10分の距離です。どちらを予約したかで降りる駅が変わるので、券を確かめてから出発してください。
オリジナルまで
| 手段 | 内容 |
|---|---|
| MRT | プロムナード駅、サークル線とダウンタウン線。C出口から出ます |
| バス | 36番、97番、106番、111番、133番、502番、518番、857番 |
| タクシー・配車 | 行き先をサンテックシティ・タワー1と2に指定します |
| 自家用車 | ノースウィングのオレンジゾーンに停めます |
バス停の番号が2通り出ています
販売サイトによって停留所番号を02151と書くところと02141と書くところがあります。2つの番号は違います。バスで行く予定なら、番号よりサンテックシティという地名で確かめるほうが確実です。
地下鉄のほうがずっと簡単です。プロムナード駅はマリーナ湾の北側にあり、シンガポールの地下鉄の2路線が通るので市内の多くの場所から乗り換えなしで来られます。
キャプテンまで
エスプラネード駅からマリーナ・スクエアまで地下でつながる通路があります。シティホール駅からも歩けます。マリーナ湾北側のホテルに泊まっているなら歩くほうが早いです。
空港から直接向かう予定なら、市内までの時間を多めに見ておいてください。窓口の締めが19時です。
2つの窓口は歩いて10分
サンテックシティとマリーナ・スクエアは道路を1本はさんで向かい合っています。地下通路と歩道橋でつながっているので、外に出ずに行き来できます。窓口を間違えても、便の時刻まで余裕があれば歩いて移れます。
ただし2社は互いの券を認めません。オリジナルの券を持ってマリーナ・スクエアへ行っても乗れません。窓口の係員が道を教えてはくれますが、便を逃しても払い戻しはありません。
18. リバークルーズや観光バスとの違い
同じ枠を狙う商品がいくつもあります。水だけを回るリバークルーズ、道路だけを回る観光バス、その両方を半分ずつやるダックツアーに分かれます。
通る場所がかなり重なるので、3つとも乗る必要はありません。何を一日に入れるかは時間と料金を見て決めることになります。
4つを並べると
| 商品 | 大人料金 | 時間 | どこを回るか |
|---|---|---|---|
| オリジナル・ダックツアー | 49シンガポールドル | 60分 | 道路30分+水上30分 |
| キャプテン・エクスプローラー | 36シンガポールドル | 60分 | 道路30分+水上30分 |
| リバークルーズ | 20シンガポールドル台 | 40分前後 | シンガポール川とマリーナ湾 |
| ビッグバス乗り降り自由 | 58シンガポールドル | 1日 | 市内路線。降りてまた乗れます |
水上の時間だけで見ると
ダックツアーの水上時間は30分です。リバークルーズは40分前後をすべて水上で過ごして料金が半分以下です。水上の風景だけが目当てならクラークキーのリバークルーズのほうが割に合います。
ダックツアーにしかないのは、道路から水へそのまま移る過程です。船に乗り換えずに同じ車が浮きます。この瞬間を見るために乗る商品だと考えてください。
一日を使うつもりなら
ビッグバスの乗り降り自由は一日中乗り降りする方式なので性格が違います。料金は58シンガポールドルで、ダックツアーと組み合わせた商品が104シンガポールドルで出ています。別々に買うより少し安くなります。
ただし一日をバスに使う方式が誰にでも合うわけではありません。シンガポールは地下鉄が細かく通っているので、移動だけで見れば地下鉄が速いです。シンガポール3日間の日程で一日の動線を見てから決めてください。
19. パスに含まれているか
複数の施設をまとめたパスを買う予定があるなら確かめる価値があります。オリジナル・ダックツアーはクルックパスとゴーシティに入り、キャプテンはどちらにも入りません。
パスに入っていても便を別に押さえる必要があります。その手順を知らずに行くと当日に乗れません。
ゴーシティ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象のパス | エクスプローラー、エッセンシャル、オールインクルーシブ |
| 予約 | ゴーシティの予約ポータルで別途行います |
| 予約できる時期 | 最大30日前から |
| 変更 | 到着の24時間前まで |
| 必要なもの | 注文番号と購入に使ったメールアドレス |
クルックパス
クルックパス・シンガポールにもダックツアーが入ります。ただし人気のある施設は在庫が限られると案内していて、ナイトサファリ地図と並んでそうした施設に挙げられています。
パスで予約すると座席の割り当てが通常の予約と異なることがあるという利用者の声があります。何人かで行くなら窓口で先に伝えてください。
パスを買う価値があるか
ダックツアーだけを見てパスを買うと、かえって多く払うことになります。ダックツアーが49シンガポールドルなのに対してパスはそれよりずっと高いからです。施設を3つか4つ以上回る予定のときに計算してみてください。
どのパスに何が入り、何か所から得になるかはシンガポールの観光パス比較にまとめています。
2つのパスの違い
ゴーシティは決まった期間内に施設をいくつか選ぶ方式で、クルックパスも似た構造です。ダックツアーのように便が決まっている商品は、どちらのパスでも別途予約を求められます。
違うのは予約する場所です。ゴーシティは自前の予約ポータルを使い、注文番号と購入に使ったメールアドレスが必要です。クルックはアプリの中で処理します。旅行前にどちらを使うのか確かめておくと現地で迷いません。
20. 道路区間で通る建物の歴史
ガイドが道路区間で話す内容です。旧最高裁とシティホールは第二次大戦にかかわる建物ですが、販売サイトの説明に事実と違う箇所があります。
複数の販売サイトが、旧最高裁の階段で英国が日本に降伏したと書いています。2か所が間違っています。
2つの降伏は別の場所でした
| できごと | 時期 | 場所 |
|---|---|---|
| 英軍が日本軍に降伏 | 1942年2月 | フォード自動車工場。ブキティマにあります |
| 日本軍が英軍に降伏 | 1945年9月 | 市政庁の建物。いまのシティホールです |
旧最高裁は見物する側の場所でした
1945年の降伏式のとき人々が市政庁の前に集まり、旧最高裁のドームの下や市政庁の屋根まで上って見ていたという記録が残っています。旧最高裁はそのとき人々が上って見下ろした場所でした。式そのものは向かいの市政庁で行われています。
英軍の降伏は市街から離れたブキティマの自動車工場で行われました。その建物はいま展示館として使われていて、ダックツアーの経路には入りません。
いまは美術館です
旧最高裁とシティホールの2棟をつないでナショナル・ギャラリー・シンガポールとして使っています。保存建築なので外観はそのままで、中を美術館に改めました。
ダックツアーはこの前を車で通り過ぎます。建物の中に入るなら別に時間を取る必要があります。2棟のあいだの芝生がパダンで、その隣に柱が4本立っているのが戦争記念公園です。

21. 運行が変わる時期
1年のうち数日は経路が変わります。フォーミュラワンの開催期間は道路区間が迂回し、最終便が早まります。
レースがマリーナ湾の市街地の道路を封鎖して行われるためです。ダックツアーの道路区間がその道路と重なります。
F1の期間に変わること
| 区分 | どう変わるか |
|---|---|
| レース前後の日 | 最終便が17時に終わります |
| レース当日 | 最終便が13時に終わります |
| 道路区間 | シティホール、パダン、戦争記念公園を外して迂回します |
| 水上区間 | 影響はありません |
この期間に予約するなら
道路区間で旧官庁街を見るつもりだったなら、この期間は避けるほうが向きます。水上区間はそのままなので、マリーナ湾の風景だけが目的なら問題ありません。
レースの時期にシンガポールにいると宿と交通も影響を受けます。シンガポールF1グランプリにその期間の市街の規制と宿の状況をまとめています。
ほかに運行が止まる場合
強風や水上の通航規制といった安全にかかわる状況では、運行会社の判断で運行を制限することがあります。このときも払い戻しや変更はできないと事前に告知しています。
祝日は2社とも通常どおり運行します。キャプテンは月曜が休みですが、その月曜が祝日なら運行します。
祝日と週末
祝日は2社とも運行し、例外は月曜の規定だけです。ただし祝日と週末は便が早く埋まります。
シンガポールの祝日は民族と宗教に応じていくつも散らばっていて、年ごとに日付が変わる日が多くあります。旅行の日程に祝日が入るかどうかはシンガポールの旅行に良い時期で確かめられます。
22. 販売サイトの説明で事実と違うところ
運行会社の案内と販売サイトの商品ページを突き合わせると、いくつも食い違いが出ます。最も大きく違うのは営業時間と案内の方式です。
販売サイトの説明だけを見て予定を組むと、午前の便を逃したり、ガイドがいないと思って予約したりすることになります。
対照表
| どこが | そう書かれていること | 実際 |
|---|---|---|
| パス販売サイト | 毎日12時から18時まで営業 | 10時から18時まで毎時ちょうど出発。午前の便がまるごと抜けています |
| パス販売サイト | 所要は最大2時間 | 60分 |
| 販売サイト2社 | 英語の録音放送による案内 | ガイドが直接説明します |
| 販売サイト1社 | 含まれるものにホテル送迎、飲食、チップ | 含まれません。含まれないものが含まれるものとして表示されています |
| 販売サイト1社 | 便が7つだけ表示 | 運行会社は9便を運行しています |
| 販売サイト2社 | 旧最高裁の階段で英国が降伏 | 英国の降伏はフォード工場、シティホールは日本の降伏です |
| 販売サイト1社 | 窓口の位置が01-330 | 01-K8 |
| 販売サイト1社 | 本日休業、明日9時開場 | 初便は10時です |
| 販売サイト1社 | キャプテンの幼児が18シンガポールドル | 運行会社の直販は14.50シンガポールドルです |
| 販売サイト2社 | バス停02151と02141 | 2つの番号が互いに違います |
運行会社の表記も食い違います
同じ会社が運営する2つのウェブサイトで無事故記録の年数がそれぞれ違い、経路の順番も一方の段落では道路が先、別の段落では水が先と書かれています。
車両の説明も同じです。ベトナムから来た第二次大戦の水陸両用車と書かれていますが、実際の車両は1960年代に作られたLARC-Vで、シンガポール軍が使っていたものです。
何を信じるか
料金と便、住所は運行会社の公式ページを基準に見るほうが正確です。販売サイトは決済手段と取消条件を確かめる用途に使ってください。
予約を終えたら、乗車券に書かれた時刻と住所をもう一度確かめてください。2社の名前が検索結果で混ざるので、ここで最も勘違いが起きます。
🎡観光・遊び51
🍜グルメ4
🏨宿泊10
🚇移動・交通4
🧭旅のヒント16
よくある質問
別々の2社です。サンテックシティ発のオリジナル・ダックツアーと、マリーナ・スクエア発のキャプテン・エクスプローラーです。
オリジナルはシンガポール・ダックツアーズという会社が2001年から運行していて、いまはビッグバスと同じ窓口で券を売っています。キャプテン・エクスプローラーはシティツアーズという別会社で、オープントップの観光バスも走らせています。両社に資本関係はありません。検索するとダックという言葉でどちらも出てくるので、商品名ではなく乗り場の住所で確かめてください。
オリジナルが大人49シンガポールドル、キャプテン・エクスプローラーが大人36シンガポールドルです。 子どもはそれぞれ39シンガポールドルと28シンガポールドルです。
オリジナルは窓口価格が53シンガポールドルで、事前にオンラインで買うと49シンガポールドルになります。販売サイトをいくつも見比べても大人1枚はどこも49シンガポールドルで、トリップドットコムが中国語ガイド便だけを別商品にして45シンガポールドルで売っているのが唯一の例外でした。キャプテンは窓口45シンガポールドルがオンラインで36シンガポールドルになります。
2社とも60分です。 道路が30分、水上が30分に分かれます。
運行会社も販売サイトも同じ数字を出しています。ここに券を引き換えて座席を受け取る時間が加わるので、オリジナルは出発の30分前、キャプテンは15分前に窓口へ来るよう案内しています。実際に空けておく時間は1時間半ほどです。ある販売サイトが所要を最大2時間と書いていますが、運行会社の案内とは違います。
水に入るとき前方にしぶきがかかる程度で、着替えが必要なほどではありません。
水陸両用車はスロープをゆっくり下りてそのまま浮きます。このとき船体の前が水を押しのけるので、前の席にしぶきが飛びます。残りの30分はそのまま浮いて進むだけなので水は入ってきません。ただし屋根はあっても横が開いているので、雨は横から入ります。2社とも雨天でも運行し、天候を理由とした払い戻しはありません。
乗れます。ただし子ども料金の年齢が会社によって違います。
オリジナルは2歳から12歳を子どもとして39シンガポールドル、0歳と1歳には19シンガポールドルの幼児券があります。キャプテンは3歳から12歳が子ども28シンガポールドルで、2歳以下は14.50シンガポールドルです。同じ会社の中でも料金表と案内欄で年齢の区切りが違うことがあるので、2歳や3歳のお子さん連れなら窓口で確認してください。家族での一日の組み立ては子ども連れのシンガポールにまとめています。
乗れません。乗り込むときに短い階段を上ります。
水陸両用車は浮くための船体なので、床が路面からかなり高い位置にあります。そのため移動式の階段を当てて乗ります。オリジナルは車いす非対応と明記しています。ベビーカーは畳んで積みます。階段が難しい方が一緒なら、平らな桟橋から乗るクラークキーのリバークルーズのほうが向きます。親と行くシンガポールも参考にしてください。
道路区間も見たいならダックツアー、水上の時間を長くとりたいならリバークルーズです。
ダックツアーは1時間のうち半分が道路です。水上だけで見ると30分で49シンガポールドルになります。リバークルーズは40分前後をすべて水上で過ごして、料金は20シンガポールドル台です。そのかわりクルーズは旧最高裁や戦争記念公園といった道路側の地点を通りません。水上の風景については、2つの航路はかなり重なります。
2社とも必要で、キャプテン・エクスプローラーは決済の前に空きを問い合わせるよう案内しています。
1台に乗せる人数が決まっているため便が埋まります。オリジナルは販売サイトで日付と便を選んでそのまま決済できます。キャプテンは手順が違い、希望の日時をメールか電話、ワッツアップで先に伝えて空きを確認してから買うようにと商品ページの上部に書かれています。払い戻しがないので、この順番を飛ばすと券が余ります。
オリジナル・ダックツアーはクルックパスとゴーシティに入っています。キャプテンはどちらにも入っていません。
ゴーシティはエクスプローラー、エッセンシャル、オールインクルーシブのいずれにも入れています。ただしパスを買えばそのまま乗れるわけではなく、ゴーシティの予約ポータルで便を別に押さえます。最大30日前から予約でき、到着の24時間前まで変更できます。クルックパスも在庫が限られると案内しています。パスの中身はシンガポールの観光パス比較にまとめています。
ありません。英語と、オリジナルの午後3便だけ中国語です。
オリジナルは英語便を10時から18時まで毎時ちょうどに9回、中国語便を15時30分・16時30分・17時30分に3回運行します。中国語便だけ30分発なので、時刻を見間違えやすいところです。キャプテンは英語だけです。案内は録音ではなくガイドが直接話します。
中止にはならず、そのまま運行します。 ただし強風など水上が危険な状況では運行を止めることがあります。
2社とも雨を理由に払い戻したり日程を変えたりはしません。販売サイトの案内にも傘やレインコートを用意するようにとだけ書かれています。緊急に運行が制限された場合も払い戻しや変更はできないと事前に告知しています。屋内に予定を振り替えたいときは雨の日のシンガポールをご覧ください。
LARC-Vという1960年代の軍用貨物運搬車を観光用に改造した車です。 第二次大戦の車ではありません。
LARC-Vは船から海岸へ物資を運ぶために作られ、ベトナム戦争で多く使われました。シンガポールは1970年代にこの車を導入して軍で運用し、2000年代初めに退役させました。その一部を観光用に改造し、オリジナル・ダックツアーは2001年に2台で始めています。運行会社の紹介文に第二次大戦の車とあるところがありますが、事実とは異なります。