シンガポールからクアラルンプールへ:バス・鉄道・飛行機、降りる場所で決まります
| バス | 一日700便を超えます。ただし半数近くが市内から離れたTBSターミナルに着きます |
|---|---|
| 市内に着くバス | ブキッビンタンとブルジャヤ・タイムズスクエア行きです。運賃より降車地を先に見ます |
| 鉄道 | ジョホールバルで一度乗り換えます。国境を越える5分の列車が一日13便しかなく、すぐ埋まります |
| 鉄道の最終 | ジョホールバル発クアラルンプール行きの最終列車は17時30分です |
| 飛行機 | 出発空港が二つ、到着空港が二つあります。組み合わせで市内までの時間が変わります |
| 書類 | マレーシアの入国申告が免除されるのはシンガポール国籍者だけです。ほかは三日以内に提出します |
1. バスの降車地は15か所あります
2. TBSは大きな駅ですが市内ではありません
3. 市街地の真ん中に着くバスもあります
4. バスは一日700便を超えます
5. シンガポール側の乗車地は29か所あります
6. 運賃と所要時間
7. バス会社は23社あります
8. 鉄道はジョホールバルで乗り換えます
9. 国境を越える5分がいちばん取りにくい区間です
10. 同じ5分でも運賃が三倍違います
11. ジョホールバルからクアラルンプールまでは4時間あまりです
12. クアラルンプール行きの最終列車は17時30分です
13. 等級が三つあり、残席の減り方が違います
14. 鉄道会社の案内と予約画面で書いてあることが違います
15. 鉄道はKLセントラルに着きます
16. 飛行機は空港の組み合わせが四通りあります
17. クアラルンプール国際空港から市内へ
18. スバン空港に着くと市内が近くなります
19. 国境で何をするか
20. 必要な書類
21. 二〇二六年末に新しい鉄道が開業します
22. どれに乗るか
23. いつ予約するか

1. バスの降車地は15か所あります
この路線には到着地が一つだけということはありません。予約サイトで一日分を数えると、降車地が15か所出てきます。
最初に見ておきたいのがTBSです。確認した金曜は、769便のうち322便がここに着きました。全体の半分近くにあたります。ただしTBSはクアラルンプールの南のはずれ、バンダー・タシ・スラタンにあり、着いてから市内までもう一度移動することになります。
これに対してブキッビンタン方面とブルジャヤ・タイムズスクエア行きは、買い物と宿の集まる区域の真ん中に停まります。運賃の差は小さく、変わるのは着いたあとに使う時間のほうです。
降車地ごとの便数
| 降りる場所 | 便数 | 市内との関係 |
|---|---|---|
| TBS(ターミナル・ブルスパドゥ・スラタン) | 322 | 南のはずれです。鉄道に乗り換えて市内へ入ります |
| ららぽーとブキッビンタン | 210 | 市街地の買い物区域です。歩いて回れます |
| ブルジャヤ・タイムズスクエア | 103 | 市街地の中心です |
| ブキッビンタン | 48 | 市街地の中心です |
| ヌー・セントラル | 39 | KLセントラル駅につながる商業施設です |
| KLセントラル | 20 | 鉄道と空港列車が集まる駅です |
| TBG(ターミナル・ブルスパドゥ・ゴンバック) | 10 | 北のはずれです |
| ヘンティアン・ドゥタ | 5 | 北西で、市内から離れています |
| スバン・パレード、スンガイ・ブシ料金所、1ウタマなど | 12 | クアラルンプールの外の街です |
降車地を決めてから便を選びます
予約画面は運賃と出発時刻を大きく見せ、降車地は小さく書きます。宿の場所を先に決めて、その近くに停まる便を探す順番にすると迷いません。画面のいちばん安い便が、いちばん遠くで降ろす便であることもあります。
同じ会社が同じ時刻で、降車地の違う二種類を売っていることもあります。決済の前に、降車地の名前を地図で一度確認しておくと確実です。
2. TBSは大きな駅ですが市内ではありません
TBSはバンダー・タシ・スラタン地図にあります。クアラルンプールの中心から南に離れた場所です。
そのかわり鉄道の便はよく整っています。ターミナルの建物が駅とつながっているので雨に濡れずに乗り換えられ、空港列車と近郊列車と軽軌道が同じ駅に停まります。空港列車の運賃表にも、この駅と空港の間の区間が別に載っています。
TBSから市内へ入る方法
鉄道で15分から25分ほどで中心部に着きます。切符は駅で買えます。タクシーや配車もターミナル内の乗り場から利用でき、夜間も走っていますが、夕方の渋滞時は鉄道のほうが早いことが多くなります。
ですからTBS到着が悪いわけではありません。荷物が多いときや、深夜に着くときに乗り換えが負担になります。宿がブキッビンタンやKLセントラルの近くなら、最初からそちらへ行く便を選ぶほうが楽です。
深夜に着いたとき
夜行バスはこのターミナルに明け方着くことが多く、その時間帯は市内へ入る電車がまだ動いていません。ターミナルの中で始発を待つか、車を呼ぶことになります。宿のチェックインが午後なら、荷物を預けられるかどうかも先に調べておくと動きやすくなります。
3. 市街地の真ん中に着くバスもあります
ブキッビンタン地図とブルジャヤ・タイムズスクエア地図は買い物と宿の集まる区域の中です。降りてから宿まで歩けるか、短い距離で済みます。
確認した金曜は、ららぽーとブキッビンタンに210便、ブルジャヤ・タイムズスクエアに103便が着きました。ブキッビンタンという表示の便を足すと、その日の3分の一以上が歩いて行き来できる範囲に着いていたことになります。
停留所の名前が何通りかあります
予約画面にはブキッビンタン、ららぽーとブキッビンタン、ブキッビンタン(ららぽーと)が別々に並びます。表記が違うだけで同じ区域で、歩いて数分の距離です。特定の書き方を探す必要はありません。
KLセントラルとヌー・セントラルに停まる便もあります。鉄道で来たときに着く駅と同じ場所なので、翌日に別の街へ移動する予定があるなら便利です。
夜でも人の多い区域です
この一帯は商業施設と宿が集まっていて、遅い時間まで人通りがあります。到着が夜になる便を選ぶなら、市街地の降車地のほうが気持ちの上でも楽です。周辺には食事のできる店も遅くまで開いています。

4. バスは一日700便を超えます
席が取れなくて困ることはあまりありません。確認した金曜は769便、水曜は800便を超えていました。
時間帯では朝と夜に集まります。午前に出る便が270便あまり、夜も270便前後です。昼は少し減り、深夜は50便ほどになります。
出発時間帯ごとの便数(金曜、シンガポール発)
| 出発の時間帯 | 便数 | 着く時間 |
|---|---|---|
| 0時から6時 | 56 | 朝に着きます。チェックインまで時間が空きます |
| 6時から正午 | 273 | 昼から夕方に着きます |
| 正午から18時 | 170 | 夜に着きます |
| 18時から0時 | 270 | 明け方に着きます。その時間の移動手段を確かめてください |
予約サイトによって便数が違って見えます
同じ日付を2か所で調べると数字が合いません。一方は769便を出し、もう一方はバス282便に飛行機とバンとタクシーを足して三百九十四件と表示します。扱う会社が違うためで、どちらか一方で全部を見ているわけではありません。
希望の時刻が埋まっていたら別の予約サイトも見てください。片方にしか出ていない会社があります。
戻る方向は午後に集まります。日曜一日分を数えると、591便のうち正午から18時までに出る便が236便でいちばん多くなりました。
5. シンガポール側の乗車地は29か所あります
バスは一つのターミナルに集まっていません。島のあちこちから乗せていきます。
いちばん多いのはゴールデンマイル・タワー地図で、次がグランドラル・モール、ブンレイ、オクスリー・ビズハブ、ブギス、ラベンダーの順です。以前の案内によく出てくるゴールデンマイル・コンプレックスは一日2便まで減っていて、実際の発着は隣のタワーへ移っています。
乗車地ごとの便数(金曜)
| 乗車地 | 便数 | 最寄り駅 |
|---|---|---|
| ゴールデンマイル・タワー | 131 | ニコル・ハイウェイ、ラベンダー |
| グランドラル・モール | 86 | パヤ・レバー |
| ブンレイ | 74 | ブンレイ |
| オクスリー・ビズハブ | 63 | ウビ |
| ブギス | 62 | ブギス |
| ラベンダー | 57 | ラベンダー |
| ザ・プラザ(ビーチロード) | 50 | ニコル・ハイウェイ |
| ジュロン・イースト(2か所合計) | 76 | ジュロン・イースト |
| ホテル・ボス | 37 | ラベンダー |
| キッチナー・コンプレックス、タイセン、コーバンほか | 62 | 北東の各地 |
どこから乗ると楽か
宿に近い乗車地を選ぶと、早朝や深夜の移動が軽くなります。ただし小さな乗車地は一日に三、4便しかないこともあるので、時刻を先に決めているなら便数の多い場所から探すほうが選択肢が広がります。
路上が乗り場になっている場所もあります。待合室のない場所なら、出発の15分前には着いておくと安心です。
6. 運賃と所要時間
片道二十シンガポールドル前後で乗れます。座席の広い会社は40ドル台になります。
確認した日の運賃は18ドルから48ドルの間で、予約サイトの平均表示は30ドル台でした。所要時間の平均は5時間50分台です。これに国境の審査時間が加わります。
座席は二種類です
横一列に3席を置いた幅の広い車と、二階建ての車があります。金曜の集計では3席の車が451便、二階建てが309便でした。3席の車は運賃が少し高いかわりに背もたれがよく倒れます。
車内にお手洗いのある車とない車があります。ない車は途中の休憩所に一度停まります。夜に6時間座ることを考えると、この違いは運賃差より大きく効きます。
運賃に含まれないもの
途中の休憩所での飲食は自分で払います。座席の指定は多くの会社で運賃に含まれますが、いちばん前の席だけ別料金にしている会社もあります。予約画面の座席図で確かめてください。
荷物は預け入れの個数に上限があります。大きなスーツケースを二つ以上持つ場合は、予約前に会社の規定を見ておくと当日に困りません。
7. バス会社は23社あります
会社ごとに停まる場所が違います。会社を先に決めるより、降車地を先に決めるほうが選びやすくなります。
金曜の集計ではシティラインが160便、ビリオンスターズが149便で最も多く、次いでキストナ、スターマート、トランスターの順でした。下のほうには一日に五、6便だけ走らせる小さな会社もあります。
便数の多い会社
| 会社 | 便数 |
|---|---|
| CityLine | 160 |
| Billionstars Express | 149 |
| Qistna Express | 91 |
| StarMart Express | 64 |
| Transtar Express Xtras | 42 |
| KKKL Travel & Tours | 34 |
| Grassland Coach | 32 |
| The One Tours & Travel | 31 |
小さな会社も見てください
一日に数便しか走らせない会社が、市街地の降車地へ直接向かっていることがあります。便数順に並べると埋もれるので、降車地で絞り込むと上に出てきます。
予約サイトの評価は会社によって差があります。夜行に乗るなら、路線全体ではなくその会社の最近の評価を読んでおくと判断しやすくなります。
座席の指定
予約のときに座席を選べる会社が多くなっています。二階建てなら二階の前方は視界が開けていますが、揺れも大きくなります。長く座るので、通路側か窓側かも含めて決めておくと楽です。
8. 鉄道はジョホールバルで乗り換えます
シンガポールからクアラルンプールまで直通する列車はありません。区間が二つに分かれます。
前半はウッドランズからジョホールバル・セントラルまでで、国境を越える5分の列車です。後半はジョホールバル・セントラルからKLセントラルまでで、4時間あまりかかります。
切符は二回に分けて買います
マレーシア鉄道の予約画面では、国境の区間とクアラルンプール行きの区間が別のメニューにあります。通しで売る切符はないので、決済も二回になります。前半の到着時刻を見てから後半を選んでください。
二本の間には余裕を持たせるほうが安全です。ジョホールバル・セントラル駅の中を歩く距離は短いのですが、前の列車が遅れると次に間に合いません。駅は国境の建物のすぐ隣にあるので、前半が満席のときはバスやタクシーで国境を越えて駅に向かうこともできます。
9. 国境を越える5分がいちばん取りにくい区間です
ウッドランズ発は一日13便しかありません。始発が8時30分、最終が23時45分です。
確認した金曜は13便すべてが満席でした。日曜も3便がすでに埋まっていました。この区間は通勤で使う人が多く、切符の出が早い区間です。予約が開く時刻に合わせて取らないと、人気の時間帯は数分でなくなります。
ウッドランズCIQ発ジョホールバル・セントラル行き
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出発時刻 | 08:30 / 09:45 / 11:00 / 12:30 / 13:45 / 15:00 / 16:15 / 17:30 / 18:45 / 20:00 / 21:15 / 22:30 / 23:45 |
| 所要 | 5分 |
| 運賃 | 16.10リンギット |
| 確認した金曜の残席 | 13便とも0席 |
満席だったときは
国境はバスかタクシーで越えて、ジョホールバル・セントラル地図からクアラルンプール行きの列車に乗ります。駅は国境の建物の隣なので、審査を終えれば歩いて行けます。
8時30分より前に国境を越えたい場合、この列車では対応できません。その朝は別の手段になります。

10. 同じ5分でも運賃が三倍違います
シンガポール発は16リンギット台、ジョホールバル発は5リンギットです。
シンガポール発の便はシンガポールドルで決めた運賃を換算して表示するためで、同じ車両の同じ区間です。画面上の差は為替の差ということになります。
戻る方向は本数が多くなります
ジョホールバル発ウッドランズ行きは一日18便で、朝5時から30分おきに続き、昼は1時間ほどの間隔になります。朝の飛行機に乗る予定や、午前中にシンガポールで用事があるときはこちらが使えます。
ただしこの方向も日曜の夕方はよく埋まります。確認した日曜は18便のうち11便が満席でした。
方向による違い
| 方向 | 便数 | 始発 | 最終 | 運賃 |
|---|---|---|---|---|
| ウッドランズCIQ → ジョホールバル・セントラル | 13 | 08:30 | 23:45 | 16.10リンギット |
| ジョホールバル・セントラル → ウッドランズCIQ | 18 | 05:00 | 22:45 | 5.00リンギット |
11. ジョホールバルからクアラルンプールまでは4時間あまりです
一日9便が走り、4時間10分から4時間36分で着きます。
始発が7時、最終が17時30分です。運賃は等級によって86リンギットから119リンギットの間でした。着く駅はKLセントラルで、市内の路線と空港列車がここから出ています。
ジョホールバル・セントラル発KLセントラル行き(確認した金曜)
| 出発 | 到着 | 所要 | 運賃 |
|---|---|---|---|
| 07:00 | 11:10 | 4時間10分 | 119リンギット |
| 07:35 | 12:11 | 4時間36分 | 86リンギット |
| 08:40 | 13:00 | 4時間20分 | 116リンギット |
| 09:55 | 14:05 | 4時間10分 | 116リンギット |
| 11:25 | 15:35 | 4時間10分 | 113リンギット |
| 12:45 | 17:05 | 4時間20分 | 113リンギット |
| 15:00 | 19:20 | 4時間20分 | 113リンギット |
| 16:20 | 20:40 | 4時間20分 | 113リンギット |
| 17:30 | 21:40 | 4時間10分 | 119リンギット |
途中の停車駅
列車はジョホールから北へ上がり、途中の街に停まります。等級の高い列車は大きな駅だけに停まり、そうでない列車は小さな駅にも停まります。9便全体で到着時刻の幅は30分足らずです。
車内には食堂車があります。4時間を超えるので、乗る前に軽く食べるものを買っておくと過ごしやすくなります。
12. クアラルンプール行きの最終列車は17時30分です
夕方に国境を越えると、その日は鉄道でクアラルンプールへ行けません。
ジョホールバル発の最終が17時30分で、21時40分に着きます。その後は翌朝7時まで便がありません。国境を越える列車の始発が8時30分ですから、鉄道で行くなら午前中に動くことになります。
午前中の組み合わせ
8時30分の列車でジョホールバルに8時35分に着くと、5分後の8時40分にクアラルンプール行きが出ます。この組み合わせなら13時に着きます。
乗り換えの5分が心配なら9時55分の列車にすると、到着が14時5分になります。1時間遅くなるかわりに駅で余裕を持てます。
13. 等級が三つあり、残席の減り方が違います
同じ路線でも、等級によって切符の取りやすさがまったく違います。
確認した金曜は、速い等級の残席が2席から4席まで減っていた一方で、各駅に停まる等級は300席近く残っていました。運賃の差は30リンギット前後です。
等級で変わるもの
座席の幅と停車駅の数が変わります。9便全体で到着時刻の幅は30分足らずなので、席の残っている等級を選んでも旅程は大きく変わりません。
予約が遅くなると選ぶ余地がなくなります。残った等級にそのまま乗ることになります。
14. 鉄道会社の案内と予約画面で書いてあることが違います
公式の案内ページには、ジョホールバルが主要路線として載っていません。予約画面にはジョホールバル発が一日9便あります。
案内ページが挙げている主要路線は、ゲマスとクアラルンプールとパダンブサールを結ぶ区間、それにクアラルンプールからイポーとバターワースへ向かう区間です。電化区間の説明もゲマスから北だけになっています。
どちらを見ればよいか
予約画面のほうです。実際に切符を売っている画面で、日付を入れれば時刻と運賃と残席が出ます。案内ページには何年か前の時刻表が置かれたままになっています。
この記事の時刻と運賃も、二〇二六年九月七日に予約画面で調べたものです。残席は日ごとに変わるので、出発前にもう一度確かめてください。
15. 鉄道はKLセントラルに着きます
着く駅が市内の鉄道網の中心にあります。バスと比べたときの違いはここがいちばん大きい部分です。
KLセントラル地図からは市内の路線が何本も出ていて、空港列車もここが始発です。駅にはヌー・セントラル地図という商業施設がつながっていて、歩ける範囲に宿もあります。
駅からつながっているもの
翌日に別の街へ移動する予定や、旅の最後に空港へ向かう予定があるなら、荷物を持って街を横切る距離が短くなります。タクシーと配車の乗り場も駅から案内があります。
バスにもKLセントラルとヌー・セントラルに停まる便が一日60便ほどあります。列車の時刻が合わないときは、同じ場所に着くバスを探すという選び方もできます。
駅の中での動き方
ホームから改札を出ると案内表示が細かく出ています。市内路線の乗り場は階が分かれているので、荷物が多いときはエレベーターの位置を先に確かめると楽です。両替所と現金の引き出し機も駅の中にあります。

16. 飛行機は空港の組み合わせが四通りあります
シンガポール側に二つ、クアラルンプール側に二つあります。買う切符でどの組み合わせになるかが決まります。
確認した日は一日に百七件が出ていました。出発はチャンギが九十一件、セレターが十六件です。到着はクアラルンプール国際空港地図が八十八件、スバンが十九件でした。シンガポール航空、マレーシア航空、エアアジア、ファイアフライ、バティック・エア・マレーシアが並びます。
四通りの組み合わせ
| 空港 | その日の便数 | 覚えておくこと |
|---|---|---|
| 出発・チャンギ(SIN) | 91 | 地下鉄で行けます |
| 出発・セレター(XSP) | 16 | 北にある小さな空港で、地下鉄の駅はありません |
| 到着・クアラルンプール国際空港(KUL) | 88 | 市内から遠く、空港列車か車が必要です |
| 到着・スバン(SZB) | 19 | 市内に近く、空港列車はありません |
家から宿まででみると
飛行時間は1時間ほどですが、空港までの移動に40分、手続きと待ち時間に2時間、着いてから市内までに1時間を足すと四、5時間になります。荷物を預けるとさらに増えます。
そのかわり国境で降りて並ぶ時間がありません。荷物が多いときや小さな子どもと一緒のときは、この点が大きく効きます。
荷物を預けるかどうか
格安の運賃には預け荷物が含まれていないことがあります。あとから足すと窓口のほうが高くつくので、予約の時点で必要な重さを決めておいてください。手荷物だけで行けるなら、到着してから外に出るまでの時間もかなり短くなります。
17. クアラルンプール国際空港から市内へ
空港列車でKLセントラルまで行けます。途中に停まらない列車と、いくつかの駅に停まる列車があります。
停まるほうの列車はバンダー・タシ・スラタン地図に停車します。バスで着くTBSターミナルと同じ駅なので、長距離バスに乗り継ぐ予定があるなら市内を通らずに移動できます。
運賃を抑える方法
3人以上で買うと1人あたりの運賃が下がります。大人2人と子ども2人をまとめた家族向けの料金もあります。六歳未満は無料で、大人1人につき3人まで無料で乗せられます。六歳から十五歳には子ども料金があります。
一度に買えるのは十枚までで、一日の決済額にも上限があります。大人数で動くときは分けて買うことになります。
タクシーや配車も使えます。深夜や荷物の多いときは車が向いていて、夕方の渋滞時は列車のほうが早くなります。
ターミナルが二つあります
この空港には第一と第二のターミナルがあり、空港列車はどちらにも停まります。格安航空を使う便は第二に着くことが多いので、到着後に乗り場を探すときはターミナルの番号を見てください。

18. スバン空港に着くと市内が近くなります
スバン空港地図はクアラルンプールの西のすぐ近くにあります。国際空港よりも市内までがずっと短くなります。
そのかわり便数が少なくなります。確認した日は十九件で、小型機を使う会社が中心でした。手荷物の規定が大きな航空会社と違うことがあるので、予約の前に条件を読んでおいてください。
スバンから市内へ
空港列車はありません。市内まではタクシーか配車を使います。距離が短いので運賃の負担は小さくて済みます。
ターミナルが小さいので、預け荷物がなければ着陸から15分ほどで外に出られます。市街地に用があって短く滞在する旅程なら、安い便で国際空港に入るより早く着くこともあります。
19. 国境で何をするか
バスで行くと国境で二回降ります。シンガポールを出るときに一回、マレーシアに入るときに一回です。
荷物を持って降り、審査を受けてまた乗ります。同じ会社でも前の車が先に出てしまい、次の車に乗ることがあるので、切符はすぐ出せるところに持っていてください。
混む時間帯
金曜の夜と日曜の午後、それにマレーシアとシンガポールの祝日の前後がいちばん混みます。この時間帯は審査だけで一、2時間かかることがあります。平日の午前中ならずっと短く済みます。
陸路の国境はコーズウェイとセカンドリンクの2か所で、どちらを通るかはバス会社が決めます。手順と混雑の見分け方はジョホールバル日帰りにまとめてあります。
持ち物の置き場所
大きな荷物は車体の下の荷物室に入れたまま降りることが多く、手元に持つのは貴重品と書類だけです。会社によって案内が違うので、降りる前に運転手か係員に確かめてください。
20. 必要な書類
パスポートと、免除される人以外は入国申告カードです。
到着の三日前から提出でき、行くたびに新しく出します。無料です。二〇二四年一月からすべての外国籍者に義務づけられました。窓口では登録した画面とパスポートを見せます。
免除される人
入国管理局が挙げているのは七つです。シンガポール国籍者、外交・公用旅券の所持者、マレーシアの永住者と長期滞在許可の所持者、ブルネイのGCI所持者、ブルネイとマレーシアの頻繁旅行者制度の利用者、タイの国境通行証の所持者、インドネシアの国境通行文書の所持者です。
有料で代行する業者が検索結果の上に出ることがあります。提出先が入国管理局の公式サイトかどうかを確かめてください。日本の旅券で陸路の自動化ゲートを使うことはできず、窓口での審査になります。
21. 二〇二六年末に新しい鉄道が開業します
ウッドランズ・ノースとブキッ・チャガーを結ぶ路線が準備されています。旅客営業の目標が二〇二六年末です。
区間の長さは4キロメートルで、列車の所要は5分ほどです。混む時間帯には片方向で1時間に10000人まで運べるように造られています。
旅行者にとって変わること
出発する側で両国の審査をまとめて受け、着いた側では受けません。いまのように国境で二回降りる手順がなくなります。
いま一日13便しかない区間に本数が加わることにもなります。ただしこの路線はジョホールバルまでで、クアラルンプールへはそこから列車かバスに乗り換える点は変わりません。開業時期は前後することがあるので、旅程は今動いている手段で組んでおくほうが安全です。
22. どれに乗るか
宿の場所と、出られる時刻から決めます。
場合ごとの選び方
| こんなとき | これ | 理由 |
|---|---|---|
| 宿がブキッビンタン | ブキッビンタン行きのバス | 降りて歩けます |
| 宿がKLセントラルの近く | 鉄道かKLセントラル行きのバス | 着く場所が宿の前です |
| 午前に出発できる | 鉄道も使えます | 8時30分の列車が8時40分に接続します |
| 午後や夕方に出発 | バスか飛行機 | 鉄道の最終が17時30分です |
| 荷物が多い | 鉄道か飛行機 | 国境で荷物を持って降りません |
| 費用を抑えたい | バス | 18ドルほどから乗れます |
往復で同じ手段にそろえる必要はありません。行きは午前の鉄道、帰りは夕方のバスというように、時刻に合わせて混ぜるほうが組みやすくなります。
帰りの降車地も先に見ておいてください。確認した日曜は、ウッドランズ・チェックポイントで降ろす便が55便、ウッドランズが22便ありました。ブギスやラベンダーのつもりでいると市内まで遠くなります。
片道ずつ考える
行きと帰りで条件が変わることがよくあります。行きは朝早く出られても、帰りは市内で最後まで用事を済ませてから乗ることが多いためです。片道ずつ、出発できる時刻と着きたい場所を書き出して選ぶと決めやすくなります。
23. いつ予約するか
バスは数日前で足り、鉄道は早いほど確実です。
バスは一日700便を超え、会社も23社あります。混むのは金曜の夜と日曜の午後、それにマレーシアの祝日や学校の休みと重なる週です。
先に埋まるのは鉄道です
国境を越える5分の区間が最初に埋まります。確認した金曜は13便すべてが満席でした。その後ろにあるクアラルンプール行きも、速い等級は数席まで減っていました。
予約が開く日にまず5分の区間を押さえ、次にクアラルンプール行き、最後にそれ以外という順番で進めてください。
帰りの便
クアラルンプール発は午後に集まります。日曜の591便のうち236便が正午から18時の間でした。席は残りますが、その時間帯は国境が混みます。翌朝にシンガポールで予定があるなら、思っているより早い便にしてください。
変更と払い戻し
バスの切符は会社によって変更のできるものとできないものがあります。予約画面に変更可と書かれた便は少し高いかわりに日程を動かせます。国境の混み具合で予定がずれることのある路線なので、初めて行くなら変更のできる切符を選んでおくと安心です。
🎡観光・遊び51
🍜グルメ4
🏨宿泊10
🚇移動・交通4
🧭旅のヒント16
よくある質問
6時間ほどです。予約サイトが表示する平均所要は5時間50分台です。
ただしこれは国境が混んでいないときの数字です。シンガポールを出る審査とマレーシアに入る審査をそれぞれ受け、その間にバスをいったん降りてまた乗ります。金曜の夜や祝日の前後は、この部分だけで一、2時間よけいにかかることがあります。到着時刻はぎりぎりで組まず、その日の夜に予定があるなら半日ほど余裕を見てください。
いちばん多いのはTBSというターミナルです。ここは市内ではありません。
金曜一日分を数えると、769便のうち320便あまりがTBSに着きました。バンダー・タシ・スラタンにある大きなターミナルで、鉄道の駅と建物がつながっています。市内までは電車でもう一度移動します。市街地に直接降りたい場合は、ブキッビンタン行きかブルジャヤ・タイムズスクエア行きを選んでください。予約画面に降車地が書かれていますが、運賃より小さい字で表示されることが多いので見落としやすい部分です。
はい、ジョホールバルで一度乗り換えます。シンガポールからクアラルンプールまで直通する列車はありません。
前半はウッドランズからジョホールバル・セントラルまでの5分の列車です。後半はジョホールバル・セントラルからKLセントラルまでで、4時間あまりかかります。切符は予約画面の別々のメニューで、それぞれ買います。先に前半の分を押さえ、その到着時刻に合う後半の列車を選ぶ順番が確実です。
本当です。ウッドランズ発は16リンギット台、ジョホールバル発は5リンギットです。
シンガポール発の便はシンガポールドルで決めた運賃をリンギットに換算して表示するためです。同じ車両の同じ5分間で、表示額だけが三倍以上違います。それでも徒歩やバスで国境を越えるより早く、審査もそれぞれ一回で済みます。戻る方向は一日18便あり、朝5時から動いています。
飛行時間は1時間ほどですが、家から宿までで見ると差は縮まります。
空港までの移動、搭乗手続きと待ち時間、着いてから市内に入る時間を足すと四、5時間になります。クアラルンプール国際空港は市内から遠く、空港列車か車が必要です。スバン空港は市内に近いかわりに便数が少なくなります。切符を買う前に、四通りのうちどの組み合わせなのかを確かめてください。
パスポートと、シンガポール国籍者以外は入国申告カードが必要です。到着の三日以内に提出します。
マレーシア入国管理局のデジタル入国カードのことです。二〇二四年一月からすべての外国籍者に義務づけられています。免除されるのはシンガポール国籍者、外交・公用旅券の所持者、マレーシアの永住者と長期滞在許可の所持者、ブルネイとタイとインドネシアの国境通行書類の所持者です。何度行っても、行くたびに新しく出します。無料で、提出先は入国管理局の公式サイトです。
乗れます。18時から深夜までに出る便が270便近くあります。
夜に出ると明け方に着きます。着く場所はTBSが多く、その時間帯は市内へ入る電車がまだ動いていないことがあります。夜行を選ぶなら、到着時刻とその時間に市内へ入る方法をあわせて確認してください。宿のチェックインが午後なら、明け方の到着はかえって扱いにくくなります。
バスは数日前で足り、鉄道は日程が決まりしだい取ります。
バスは一日700便を超え、会社も23社あるので、直前でも席が残っていることが多くなります。鉄道は逆です。国境を越える5分の区間は、確認した金曜には13便すべてが満席でした。クアラルンプール行きの列車も、速い等級は残り2席から4席まで減っていました。マレーシアの祝日や学校の休みと重なる週はさらに早く埋まります。