シンガポールの1月:天気とポンガル・タイプーサム・アートウィークの日程
1月のシンガポールは、第1週と最終週でまるで別の旅になります。上旬は年末の装飾が残り、中旬を過ぎるとリトルインディアとチャイナタウンで祭りが続きます。何がいつ始まって、いつ終わるのかを日付ごとに整理しました。
| 日中の暑さ | 平年の最高が30.6度で、12月に次いで暑くない月です |
|---|---|
| 雨 | 221.6mmで雨の日は13日。12月の3分の2まで減ります |
| 祝日 | 1月1日の一日だけです。旧正月はたいてい2月に入ります |
| 現地の新学期 | 第1週に始まり、その後は家族連れの人出が引きます |
| 祭り | ポンガルが中旬、アートウィークとタイプーサムが下旬に集まります |
| 日取り | 装飾と祭りが重なる下旬がいちばん見るものが多い区間です |
1. 1月は何日に行くかを先に決めます
2. 1月の天気はこのくらいです
3. 1日から3日、12月が残していくもの
4. 第1週に現地の学校が始まります
5. ポンガル、リトルインディアの4日間
6. タイプーサム、都心を横切る4キロ
7. アートウィーク、下旬の11日間
8. チャイナタウンが旧正月の支度を始めます
9. 長く降る日に入る場所
10. 1月に向いていること
11. 何をいつ予約するか
12. 1月の3日間の回り方
13. 荷物と移動

1. 1月は何日に行くかを先に決めます
同じ1月でも、第1週に見られるものと最終週に見られるものはほとんど重なりません。上旬は12月の行事の終わりの区間で、中旬からはインド系の祭り、芸術の行事、旧正月の準備が順に入ってきます。
1月をひとつの時期として選ぶと、どちらかを取り逃がします。装飾を見に来たのに片づいたあとだったり、祭りを見に来たのにまだ始まっていなかったりします。区間で分けると次のようになります。
ひと月のなかの5区間
| 区間 | そのときだけあるもの | まだ、あるいはもう無いもの |
|---|---|---|
| 1日から3日 | 元日の連休、年末の装飾、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ地図の年末行事の最後の数日 | ポンガル、タイプーサム、アートウィーク、旧正月の飾り |
| 第1週の残り | 現地の新学期が始まり、観光地から家族連れが引きます | 大きな行事がありません |
| 中旬 | ポンガル。リトルインディアで4日間 | アートウィーク、タイプーサム |
| 中旬から下旬 | 旧正月が2月初めの年は、チャイナタウンのバザーと点灯が始まります | 年末の装飾はもうありません |
| 下旬 | アートウィーク11日間、タイプーサム、チャイナタウンの飾りが重なります | クリスマス関連のすべて |
何を見に行くかで決まります
年末の雰囲気が目的なら、1日から3日のあいだに着いている必要があります。そのあとは装飾がひとつずつ下ろされていきます。人が少ないほうがよければ、第1週が終わってから中旬までがいちばん静かです。祭りが目的なら下旬の10日間が答えになります。
3つとも見るという計画は成り立ちません。上旬の装飾と下旬の祭りのあいだが3週間近く空いているからです。
2. 1月の天気はこのくらいです
気温だけを見れば、1月は12か月のなかで暑くないほうに入ります。日中の最高が30.6度、夜間の最低が24.3度、月間の降水量が221.6mmです。30年の平年値です。
目を向けていただきたいのは前後の月との差です。12月から1月にかけて雨が3分の1減り、1月から2月ではさらに半分になります。12回ある月の変わり目のうち、下げ幅の大きい2回がここに集まっています。
12月、1月、2月
| 項目 | 12月 | 1月 | 2月 |
|---|---|---|---|
| 日中の最高 | 30.5度 | 30.6度 | 31.5度 |
| 夜間の最低 | 24.3度 | 24.3度 | 24.6度 |
| 月間降水量 | 331.9mm | 221.6mm | 105.1mm |
| 雨の日 | 19日 | 13日 | 9日 |
| 平均湿度 | 85.5% | 83.5% | 81.2% |
雨の日は少ないのに降水量は3番目です
1月の221.6mmは12か月で3番目に多い数字ですが、雨の日は13日で8番目です。割ると雨の日1日あたり17.0mmになり、年平均の12.4mmをかなり上回ります。
傘を開く日は10日ほどで、開く日には長く、広い範囲に降ります。20分で上がる午後のにわか雨とは降り方が違います。
上旬と下旬で雨の降り方が変わります
気象局は北東モンスーンを前半の湿潤期と後半の乾燥期に分けています。湿潤期が12月から1月の初めまで、乾燥期が1月の終わりから3月の初めまでです。その境目が月のなかを通る唯一の月が1月です。
| 区間 | 気象局の説明 | 予定の組み方 |
|---|---|---|
| 上旬 | 広い範囲に中程度から強い雨が長く続く日が混じります。瞬間的に時速25から35キロの風が吹くこともあります | 屋外の予定には屋内の代わりをひとつずつ決めておきます |
| 下旬 | 風が吹き、比較的乾いてきます | 一日じゅう屋外という日程も組めるようになります |
煙霧は1月には心配いりません。近隣から流れてくるのは8月から10月にかけての話です。
3. 1日から3日、12月が残していくもの
年末に点けた装飾は、年が変わった瞬間に消えるわけではありません。オーチャード・ロードの装飾は1月の上旬まで点いたままで、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの年末行事も第1週の週末あたりまで続きます。
ただしこの3日は元日の連休に当たります。1月1日が祝日で、現地の学校もまだ休みのため、どの施設も人が多くなります。前夜のマリーナベイの行事が終わった直後でもあります。
この3日だけ残っているもの
| 何が | どこで | いつまで |
|---|---|---|
| 年末の装飾 | オーチャード・ロード一帯 | 1月の上旬まで点けています |
| ガーデンズの年末行事 | ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ | 第1週の週末あたりに終わります |
| カウントダウンの余韻 | マリーナベイ一帯 | 1月1日の未明に片づきます |
| オセアナリウムの特別展 | セントーサ地図 | 回によっては1月の初めに終わります |
日本の正月休みで来ると、ここに当たります
日本の年末年始の休みで出発すると、到着日はたいていこの3日のなかに入ります。装飾を見られる代わりに、シンガポール側もいちばん混んでいる区間だという前提で組んでいただくのが安全です。
航空券は日本側の繁忙期の値段で動きますが、現地の宿は年末の山を越えた直後なので、日本の年末年始のなかでも1月2日以降の到着のほうが宿は取りやすくなります。
1月1日に開いているもの、閉まるもの
祝日ですが、店も施設もほとんど通常どおり営業します。地下鉄も平常運行です。閉まるのは官庁と一部の銀行窓口くらいです。
シンガポールの祝日は休業日というより人出の多い日です。旅程で気にするべきなのは混雑のほうです。
連休の3日を混まずに使う
施設の開場直後の1時間と、閉場の2時間前がいちばんゆとりがあります。屋内施設は正午から午後3時にかけて人が集まるので、その時間帯を外して並べると体感が変わります。
屋外の装飾はどのみち日が沈んでから見るものなので、昼を屋内で埋めて夕方にオーチャード・ロードへ出る順番が無理がありません。点灯区間そのものが長いので、端から歩いて下ると人が散ります。
この時期の装飾と行事の全体は12月の案内に、温室とスーパーツリーの料金はガーデンズ・バイ・ザ・ベイの案内にまとめてあります。

4. 第1週に現地の学校が始まります
シンガポールの学校の長い休みは12月です。新学年は1月の第1週に始まり、その日を境に施設の客層が変わります。低学年と幼稚園が先に始まり、残りの学年が1日遅れて続きます。
旅行者にとってこの日付が意味することはひとつです。12月のあいだ施設を埋めていた現地の家族連れが、平日の日中からいなくなります。
新学期の前と後
| 項目 | 12月と1月の最初の3日 | 新学期以降 |
|---|---|---|
| 平日の日中の施設 | 現地の家族と旅行者が重なります | 旅行者が中心になり、目に見えて減ります |
| ウォーターパークや屋内遊具 | 待ちが長くなります | 平日はゆとりが出ます |
| 週末 | 混みます | やはり混みます |
| 通勤時間帯の地下鉄 | 休みのぶん軽めです | 朝と夕方に混み合います |
平日と週末の差が開きます
新学期に入ると平日と週末の差が開きます。現地の家族が週末にしか出てこないからです。お子さん連れなら、動物園やウォーターパークを平日に入れると同じ料金でずいぶん楽に回れます。
代わりに地下鉄の混雑はこの時期から戻ります。朝8時前後と夕方6時前後は都心方向が混むので、荷物を持って動く日はその時間帯を外してください。路線と運賃は地下鉄の案内にまとめてあります。
始業日は年ごとに少し動きます
おおむね1月の第1月曜日あたりで、その週のなかで学年ごとに1日ずつ分かれます。正確な日付は教育省が前の年に発表します。この数日の差で旅程を組み直すほどではありませんが、第1週が入れ替わりの週だと知っていると、第2週の静かさの理由が分かります。
5. ポンガル、リトルインディアの4日間
南インドから伝わった収穫祭が1月の中ごろに4日間開かれます。太陽神スーリヤにその年の実りを感謝する行事で、シンガポールではリトルインディアが舞台になります。
祭りの名前は料理の名前でもあります。新しく穫れた米を豆と一緒に炊くものをポンガルと呼び、それを作ること自体が行事の中心です。
4日間で見られるもの
| 何が | どこで | 内容 |
|---|---|---|
| 街路の装飾 | セランゴン・ロード | 一帯に色とりどりの照明と飾りが並びます |
| 牛 | クライブ・ストリート地図 | ビーズや花輪、鈴で飾った牛を間近で見られます |
| 米を炊く実演 | キャンベル・レーン地図一帯 | 伝統的なかまどで米と牛乳を炊き、あふれさせる過程を見せます |
| 公演 | キャンベル・レーン一帯 | 南インドの踊りと音楽、そして解説が付きます |
| 露店 | リトルインディア一帯 | 祭り用の飾りや食材を売る店が並びます |
牛が出てくる理由
収穫祭で牛を敬うのは、田畑の仕事で牛が担った役割があるからです。3日目に牛を洗い、角に色を塗り、首に花輪と鈴を掛けます。シンガポールではクライブ・ストリートに牛を連れてきて、来た人が見られるようにしています。
高層の街のまんなかで牛を見ることになる数日なので、お子さん連れなら反応のいい場所です。人が集まる時間帯は近づきにくいので、早い時間をねらうと落ち着いて見られます。
吹きこぼれるのがよい合図です
かまどに載せた鍋から米と牛乳が煮えてあふれる瞬間に、周りが声を上げます。あふれることが豊かさを表すからです。実演は決まった時刻にしか行われないので、これを見たい方はその年の日程表を先に見てから向かってください。
4日のうちいつ行くか
行事は初日と2日目に集まります。写真には照明が点いた夕方が向きますが、牛と実演は日中に行われることが多いです。昼に一度、夕方にもう一度と分けて寄ると両方見られます。
リトルインディア自体が初めてなら、祭りの時期でなくても見どころの多い街です。ふだんの様子はリトルインディアの案内にまとめてあります。

6. タイプーサム、都心を横切る4キロ
1月の下旬か2月の初めに入るヒンドゥー教の行事です。リトルインディアのスリ・スリニヴァサ・ペルマル寺院地図から、タンク・ロードのスリ・タンダユタパニ寺院地図まで約4キロを歩く行列が、一日じゅう続きます。その日は2つの寺院のあいだの車線が規制されます。
シンガポールではタイプーサムは祝日ではありません。隣のマレーシアでは祝日にしている州もありますが、こちらは平日のままで、それでも都心の道路が一日じゅう行列に開かれます。
行列のしくみ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出発 | スリ・スリニヴァサ・ペルマル寺院、セランゴン・ロード |
| 到着 | スリ・タンダユタパニ寺院、タンク・ロード |
| 距離 | 約4キロ |
| 開始 | 祭日の前夜に最初の参加者が出発します |
| 終わり | 翌日の遅い夕方に最後の参加者が到着します |
| 歩き方 | 全区間を裸足で歩きます |
カバディとは何か
参加者が肩に担ぐアーチ型の構造物です。タミル語で一歩ごとに捧げる犠牲という意味で、孔雀の羽や金属の飾りで装われます。大きなものは重さが40キロ、高さが4メートルに達します。
カバディを金属の串で体に固定したり、鉤を皮膚に掛けたりする捧げ方が伴います。牛乳の壺を頭に載せて歩く参加者もいます。行列には伝統音楽が生で付いていきます。
いつ行って、どこに立つか
当日の朝に着くと、行列はすでに何時間も進んだあとです。前回は夜11時30分に出発側の寺院を最初の参加者が発ちました。最初のひと組を見たいなら早朝に出発側へ、人がいちばん多い場面を見たいなら日中に中間の区間へ向かってください。
到着側のスリ・タンダユタパニ寺院はムルガン神を祀ります。屋根に48枚のガラス板が日の出と日の入りの角度に合わせて嵌められていて、時間帯によって光の入り方が変わります。
守ること
宗教の儀礼であって、見せ物ではありません。行列をさえぎったり参加者の前を横切ったりしないこと、写真も顔に寄せすぎないことが礼儀です。寺院に入るときは靴を脱ぎ、肩と膝を隠す服装にしてください。
その日にリトルインディア方面へ移動する用事があるなら、地下鉄が確実です。バスは迂回し、タクシーも遠回りになります。チャイナタウンのスリ・マリアマン寺院はシンガポール最古のヒンドゥー寺院で、この行列とは別ですが同じ日に合わせて回れる位置にあります。場所と周辺はチャイナタウンの案内にあります。

7. アートウィーク、下旬の11日間
1月の下旬に、芸術の行事が11日間にわたって島じゅうで開かれます。主催側の案内では、無料と有料を合わせて100を超えるプログラムがこの期間に集まります。美術館や画廊のほか、屋外の空間や商業施設も会場になります。
旅行者にとって使いやすいのは、規模よりも近づきやすさのほうです。かなりの割合が無料で、シビック・ディストリクトのなかを歩いて回れるものが多くあります。
この期間に変わること
| 項目 | ふだん | アートウィーク期間 |
|---|---|---|
| ナショナル・ギャラリー周辺 | 屋内の展示が中心です | 外壁への映像と屋外の設置作品が加わります |
| 夜 | 美術館は夕方の早い時間に閉まります | 夜まで開くプログラムが出ます |
| 料金 | 常設展には有料の区分があります | 屋外のプログラムは無料のものが多くあります |
| 範囲 | 美術館の建物のなか | シビック・ディストリクト一帯と島の各所 |
視覚芸術の部門が中心です
いちばん目につくのは、ナショナル・ギャラリーとその周辺で開かれる視覚芸術の行事です。建物の外壁に映像を投じ、広場に設置作品を置く形なので、入場券を買わなくても外から見られる部分が大きくなります。
この一帯は旧最高裁判所と旧市庁舎を美術館に変えた場所です。建物そのものが見どころなので、昼に一度見て、夜に照明が点いてからもう一度見ると印象がかなり違います。
回り方
ナショナル・ギャラリーから始めて、川を渡ってアートサイエンス・ミュージアム地図まで歩いてつながります。あいだにマリーナベイの夜景の区間が挟まるので、夕方の散歩と組み合わせやすい道筋です。2つの美術館の常設展はそれぞれ入場券が要るので、先に整理しておくと並ばずに済みます。
料金と観覧時間はナショナル・ギャラリーの案内とアートサイエンス・ミュージアムの案内に分けてまとめてあります。
日程表は遅く出ます
全体の日程と参加機関の一覧は、行事が近づいてから公開されることが多くあります。期間そのものは早く発表されるので日付を合わせて来ることはできますが、何を見るかは到着の直前に決めるほうが現実的です。

8. チャイナタウンが旧正月の支度を始めます
旧正月は太陰暦に沿うので、1月の下旬から2月の中ごろのあいだを行き来します。旧正月が2月初めに入る年なら、チャイナタウンの支度は1月のうちに始まります。先にバザーが開き、そのあと街路が点灯します。
当日よりも、その前の2週間のほうが見応えがあります。店がすべて開いていて、通りがいちばんにぎわうのがこの時期です。
前回の間隔
| 何が | 旧正月まで | 時間 |
|---|---|---|
| 街路の点灯 | 18日前 | 夜7時から24時まで。大晦日だけは翌朝まで点けます |
| バザーの開場 | 21日前 | 月曜から木曜は22時30分まで、金曜から日曜は23時30分まで |
| 行事全体 | 30日前から | 旧正月が過ぎてからもひと月ほど続きます |
同じ間隔なら、旧正月が2月初めの年は1月の中旬から下旬に始まります。ただし点灯日は年ごとに別途発表されるので、この表は目安として使い、旅行の直前にその年の発表を確認してください。
バザーが立つ通り
サゴ・ストリート、スミス・ストリート、テンプル・ストリート、トレンガヌ・ストリート、パゴダ・ストリートに露店が並びます。売っているのは飾りや菓子、干し肉、贈答用の箱などです。夕方がいちばん人が多く、週末は24時近くまで続きます。
もともと商店街の通りなので、露店が立つと歩ける幅がかなり狭くなります。ベビーカーで入るには夕方の時間帯は厳しくなります。
旅程が当日にかかるなら
旧正月の当日と翌日は、店も食堂も大量に休みます。ホーカーセンターも数日閉めるところが多くあります。1月下旬の旅行が旧正月の直前までなら飾りもバザーも見られますが、日程が当日にかかるなら開いている店を先に調べておく必要があります。
大型のショッピングモールとホテルの食堂はおおむね通常どおりなので、食事はそちらで足ります。チャイナタウン一帯の店の並びと寺院の位置はチャイナタウンの案内にまとめてあります。

9. 長く降る日に入る場所
1月の上旬には雨が数時間続く日が混じります。そういう日に備えて決めておくと役立つのは、屋内施設の一覧よりも、移動せずに半日を埋められるまとまりのほうです。
シンガポールは都心の屋内施設が互いに近いので、このまとまりが作りやすい街です。雨に当たる区間を、駅と建物のあいだの数十メートルまで減らせます。
移動のほとんど要らない3つのまとまり
| まとまり | 何が入るか | 移動 |
|---|---|---|
| マリーナベイの南側 | ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの温室2棟、アートサイエンス・ミュージアム、モールの飲食街 | 屋内の通路と地下でかなりの区間がつながります |
| シビック・ディストリクト | ナショナル・ギャラリーと周辺の美術館やカフェ | 地下鉄で1駅の範囲です |
| 空港 | ジュエルの屋内庭園と商業施設 | 都心から地下鉄で直接つながります |
温室は暑さ対策にもなります
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの温室2棟は冷房が入っていて、外よりずっと涼しくなっています。雨をよけるために入る場所ですが、雨の降らない日でも日中に1時間ほど休むのにちょうどよい場所です。
温室の料金は2棟をまとめたものが別にあります。屋外のスーパーツリーの遊歩道は別料金で、雨が降ると閉まることがあるので、雨の日は温室だけを取れば足ります。
空港を旅程に入れる方法
帰る日に雨の予報が出ているなら、空港へ早めに向かうほうがかえって楽です。ジュエルは出国審査の前の区画なので荷物を預けて入れますし、屋内庭園と商業施設だけで2、3時間が埋まります。階ごとに何があるかはジュエル・チャンギの案内に書いてあります。
雨の日の選択肢は雨の日の案内にまとめてあります。
10. 1月に向いていること
祭りの日程を除けば、ほかの月と大きくは変わりません。それでも1月に分がある点がいくつかあり、その多くは気温に関わります。日中の最高が30.6度で、4月より2度近く低くなります。
2度の差はたいしたことがなさそうに見えますが、湿度の高い場所で一日じゅう歩く日程なら体感はかなり違います。
1月のほうがよいもの
| 何が | 1月に向く理由 |
|---|---|
| 動物園とナイトサファリ地図 | 日中の気温が年間で低いほうなので、昼のパークを長く回れます |
| 歩いて回る街歩き | 同じ理由です。とくに午前中がしのぎやすくなります |
| 屋外の展望台とケーブルカー | 下旬に向かうほど視界の通る日が増えます |
| 寺院や宗教施設 | 祭りが重なる時期なので、ふだんより活気があります |
屋外の予定は午前に入れます
上旬は午後に降り始めて長く続く日があります。動物園や島の日程のように屋外の比重が大きいものは午前に置き、午後を屋内に空けておくと一日が崩れません。
下旬になるとこの配置はあまり気にしなくてよくなります。乾燥期に移るにつれて、一日じゅう屋外でも無理のない日が増えます。
1月に先送りする必要のないもの
屋内の施設や買い物、食事は時期に左右されません。ホーカーセンターも旧正月さえ外せば通常どおりです。何を食べるかはホーカーセンターの案内に、施設の一覧は見どころの案内にまとめてあります。
セントーサとマンダイのパークも1月に特別変わることはありません。それぞれセントーサの案内とマンダイの案内をご覧ください。
11. 何をいつ予約するか
1月は予約の難しい月ではありません。ただし最初の3日と旧正月の直前だけは別に動くので、日程がその2つに掛かるかどうかを先に確かめてください。
残りの期間は到着の直前に決めても席や部屋があることが多くあります。それでも先に取っておくと並ばずに済むものがあります。
区間ごとの取りにくさ
| 区間 | 宿 | 施設の入場券 |
|---|---|---|
| 1日から3日 | 年末の繁忙期の終わりです。早めに取ってください | 先に買っておくと並ばずに済みます |
| 第1週の後から中旬 | 1月でいちばん取りやすい区間です | 当日に買っても無理がありません |
| 下旬 | 行事が重なっても宿はおおむね余裕があります | 美術館の夜のプログラムは予約制が混じります |
| 旧正月の直前 | 旧正月が2月初めならその週から跳ね上がります | チャイナタウン周辺の食堂の予約が取りにくくなります |
日本からの航空券は別の動き方をします
日本の年末年始の休みは12月末から1月の初めまでです。その区間の航空券は日本側の繁忙期の値段で動き、1月の中旬に入ると落ち着きます。現地の混み具合とは連動しません。
つまり中旬から下旬にかけては、現地も静かで日本発の運賃も落ち着く重なりになります。休みを自由に取れる方なら、この重なりが1月でいちばん条件のよい区間です。
通し券を買うかどうかの目安
複数の施設をまとめて売る通し券は、3日で3か所以上に行くところから元が取れます。1月に来られる方は祭りのほうに時間を使うことが多く、有料の施設を少なめに回る日程になりがちです。その場合は個別に買うほうが安く済みます。
逆にお子さん連れで動物園、水族館、ケーブルカーまで回るなら通し券のほうが有利です。どの組み合わせで得になるかは通し券の案内で計算してあります。
宿の場所の決め方
1月下旬に来て祭りを見る予定なら、リトルインディアとチャイナタウンのあいだのどこかが便利です。2つの祭りの舞台がその2か所で、地下鉄で3、4駅の距離です。
上旬に来て装飾を見る予定なら、オーチャード・ロードの側が向きます。点灯区間を歩いて行き来できるので、遅い時間の移動が減ります。地域ごとの性格は宿の地域案内に、1泊の相場は予算の案内にまとめてあります。
12. 1月の3日間の回り方
下旬に来られる前提で組んだ3日です。祭りを2つと屋内の施設を混ぜ、午後に雨が降った場合の代わりをひとつずつ付けました。
上旬に来られる場合は最後に別に書きました。
1日目、都心とシビック・ディストリクト
| 時間帯 | 何を | 雨が降ったら |
|---|---|---|
| 午前 | ナショナル・ギャラリー。建物が旧最高裁判所と旧市庁舎なので内部だけでも見応えがあります | そのまま進めます |
| 昼 | 美術館周辺の飲食街か近くのホーカーセンター | そのまま進めます |
| 午後 | マリーナベイの散歩、アートサイエンス・ミュージアム | 美術館に長くとどまります |
| 夕方 | アートウィークの屋外プログラムと外壁の映像 | 屋内の展示に切り替えます |
2日目、リトルインディアとチャイナタウン
| 時間帯 | 何を | 雨が降ったら |
|---|---|---|
| 早朝 | タイプーサムの日なら出発側の寺院へ。そうでなければリトルインディアの朝市 | 行列は雨でも進みます |
| 午前 | リトルインディアの商店街と寺院 | アーケードの内側に入ります |
| 午後 | チャイナタウンへ移動。寺院2か所と商店街 | 屋内の商業施設や博物館に替えます |
| 夕方 | チャイナタウンのバザーと点灯 | バザーは屋根のない区間が多いので屋内の飲食街へ移ります |
3日目、マンダイかセントーサ
| 時間帯 | 何を | 雨が降ったら |
|---|---|---|
| 午前 | 動物園か島の屋外の日程。気温の低い月なので午前がしのぎやすくなります | 屋内の比重が大きいパークに替えます |
| 午後 | そのまま続けるか、市内へ戻ります | ガーデンズの温室2棟へ移ります |
| 夕方 | ナイトサファリかマリーナベイの夜景 | ナイトサファリは雨天でも営業します |
上旬に来られる場合
2日目の祭りの枠が空くので、そこを装飾で埋めていただければ足ります。昼に屋内の施設を回り、夕方にオーチャード・ロードの点灯区間を歩いて下る組み方です。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの年末行事がまだ開いている年なら、夕方の予定をそちらにしても構いません。
もっと長い日程や別の組み合わせは3日間のコース案内にいくつかの形でまとめてあります。
13. 荷物と移動
荷物はほかの月と大きくは変わりません。1月にだけ加えるとすれば、寺院に入るときの服が1枚です。祭りが寺院を舞台にしているからです。
入れておくもの
| 何を | なぜ |
|---|---|
| 折りたたみ傘 | 雨の日が13日あります。降る日は長く降ります |
| 乾きの早い靴 | 湿度が83.5パーセントなので、濡れると乾きにくくなります |
| 薄い上着 | 屋内の冷房が強めです。地下鉄とモールで要ります |
| 肩と膝を隠す服 | 寺院に入るのに要ります。薄手のものが1枚あれば足ります |
| 靴下 | 寺院では靴を脱ぎます。床が熱いことがあります |
空港から市内へ
地下鉄がいちばん安く、荷物が多いときや遅い時間なら車を呼ぶほうが楽です。1月1日の未明のように人が集まる時間帯は、車を先に手配しておくほうが安全です。
運賃と路線は地下鉄の案内に、通信はSIMとeSIMの案内に、入国の手続きと到着カードは入国の案内にまとめてあります。
祭りの日の移動
タイプーサムの当日は、セランゴン・ロードとタンク・ロードのあいだの区間でバスが迂回します。その方向へ動く予定なら地下鉄を基本にしてください。
チャイナタウンのバザーが立つ夕方は、その一帯の道路が混みます。車で近づくより、駅から歩いて入るほうが早く着きます。
🎡観光・遊び52
🍜グルメ4
🏨宿泊10
🚇移動・交通4
🧭旅のヒント15
よくある質問
大丈夫です。雨が12月より3分の1減り、祭りが中旬以降に集まっています。
平年の降水量は12月の331.9mmから1月の221.6mmまで下がり、雨の日も19日から13日に減ります。日中の最高は30.6度で、12月に次いで低い月です。歩く予定が多いほど効いてきます。ただし最初の3日は元日の連休に当たるので、ゆとりを求めるなら第1週を過ぎてからをおすすめします。
日中の最高30.6度、夜間の最低24.3度、月間降水量が221.6mmです。
雨の日は13日で12か月中8番目ですが、降水量そのものは3番目に多い月です。割り算すると雨の日1日あたり17.0mmで、年平均の12.4mmをかなり上回ります。とくに上旬は、広い範囲に長く降り続く日が混じります。
年末の雰囲気なら12月、雨が少なくて祭りを見たいなら1月です。
クリスマス関連の行事は1月の上旬までしか残りません。その代わり1月にはポンガル、タイプーサム、アートウィークが順に開かれ、下旬にはチャイナタウンが旧正月の飾りつけを始めます。12月側の事情は12月の案内にまとめてあります。
違います。訪問者の統計で見ると1月はその年の平均並みか、それ以上です。
統計局が出す月別の国際訪問者数をその年の月平均と比べると、1月は100前後で動きます。旧正月が1月下旬に入る年には116まで上がり、年間の上位に入ることもあります。旧正月が2月に移る年なら、1月のほうが動きやすい月になります。
リトルインディアで4日間、太陽暦では1月の中ごろに始まります。
南インドの収穫祭で、太陽神スーリヤにその年の実りを感謝する行事です。セランゴン・ロードに街路の装飾が並び、クライブ・ストリートにはビーズや花輪、鈴で飾った牛が出ます。伝統的なかまどで米を炊く実演や、南インドの踊りの公演もあります。日付は年ごとに少しずつ動くので、その年の公式案内をご確認ください。
祭日の前夜に出発し、翌日の夕方まで一日中続きます。
前回は出発側の寺院を夜11時30分に最初の参加者が発ち、到着側の寺院の扉が日付をまたいだ直後に開きました。当日の朝に着くと、すでに何時間も進んだあとです。最初のカバディが出るところを見たい方は、早朝に出発側の寺院へ向かってください。
セランゴン・ロードの寺院からタンク・ロードの寺院まで約4キロの車線が、その日は規制されます。
この区間はリトルインディアと都心をつなぐ道なので、バスは迂回し、タクシーも遠回りになります。その日にこちら方面の予定があるなら地下鉄が確実です。宗教行事ですから、行列をさえぎったり近づきすぎたりしないようにしてください。
無料と有料が混ざっていて、無料のプログラムがかなりの割合を占めます。
主催側の案内では、島じゅうで100を超えるプログラムが11日間に集まります。そのうち視覚芸術の部門はナショナル・ギャラリーとその周辺のシビック・ディストリクトが舞台で、屋外の設置作品と建物の外壁への映像が中心です。屋内の展示には入場券が要るものもあるので、ナショナル・ギャラリーの案内で料金の仕組みを先に見ておくと楽です。
旧正月が2月初めに入る年なら、1月下旬から見られます。
前回は街路の点灯が旧正月の18日前、バザーの開場が21日前でした。同じ間隔なら、旧正月が2月初めの年は1月の中旬から下旬に始まる計算になります。ただし点灯日は年ごとに別途発表されるので、旅行の直前に確認してください。
夏の服に折りたたみ傘、乾きの早い靴、冷房対策の薄い上着があれば足ります。
夜間の最低が24.3度なので冬物の出番はありません。ただし湿度が83.5パーセントと12か月で3番目に高く、汗が引きにくい月です。寺院に入る予定があるなら、肩と膝が隠れる薄手のものを1枚入れておくと入口で困りません。
冷房の効いた屋内施設が都心に固まっているので、移動せずに半日を埋められます。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの温室2棟、アートサイエンス・ミュージアム、ナショナル・ギャラリーが地下鉄で2、3駅の範囲に集まっています。長く降る日はこの3つをまとめて一日にする組み方が無難です。ほかの選択肢は雨の日の案内にまとめてあります。
元日とその翌日は、店も食堂も大量に閉まります。
チャイナタウンはむしろその数日前がいちばんにぎわい、当日は静かになります。1月の旅行が旧正月の直前までなら飾りもバザーも見られますが、当日にかかる日程なら開いている店を先に調べておく必要があります。ホーカーセンターも数日休むところが多くあります。